マライア・キャリー、別名義で録音したグランジ・アルバムから“数曲”リリースするかもしれないと語る

2025年4月14日 / 16:30

 マライア・キャリーのファンたちは、彼女が1995年にアルバム『デイドリーム』のレコーディングと並行してバンドと制作したオルタナティブ・ロック・アルバム『サムワンズ・アグリー・ドーター』の発表を長年待ち望んできた。現在、彼女が【ロックの殿堂】入り候補となっていることを考えると、彼女のグランジ・アルバムがようやく日の目を見るのは、まさにふさわしいタイミングと言えるだろう。

 マライアは、AP通信との最新インタビューで、今作について「本当に(リリースを)したいと思っています。でもビデオも作りたいし、そのためのアイデアがたくさんあるんです」と述べ、「(【ロックの殿堂】入り式典前の)夏までにまとめられるとは思えないけど、もしかしたら、その中から何曲かリリースできるかもしれない」と語っている。

 【ロックの殿堂】にノミネートされたことについては、「とても光栄に思ってます。受賞できるかどうかわからないから、あまり期待しすぎないようにしてますけど。でも改めて言いたいのは、本当に名誉なことだということ。正直、考えてもみなかったけれど、現実になったようですね」と述べている。

 【グラミー賞】受賞経験を持つ彼女は、2020年に出版した回顧録『ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー』の中で、『デイドリーム』の制作中に息抜きとしてバンドと共に『サムワンズ・アグリー・ドーター』を作詞・作曲し、レコーディングしたことを明かしている。当初は自分自身の名義でそのままリリースしたいと考えていたが、最終的には友人のクラリッサ・デーンをリード・ボーカルに迎え、チックというアーティスト名で発表することになった。

 その後キャリーは、2022年に米ローリング・ストーンのポッドキャスト『Music Now』で、自身のボーカルが全面に出たオリジナル・バージョンを発掘したことを認めていた。彼女は、「この発掘されたバージョンは、そう、私たちが聞くべきものになると思うんです」と当時語り、「でも他のアーティストが私と一緒にこのアルバムに取り組んでいるバージョンも作っています。このアルバムを中心に何か作るかもしれません。私には意外な面がたくさんあるんですよ」と付け加えていた。

 2025年の【ロックの殿堂】入りアーティストは4月下旬に発表される予定だ。式典は今秋に米ロサンゼルスで開催され、詳細については、今後数か月のうちに明らかにされる見込みだ。


音楽ニュースMUSIC NEWS

ころん(すとぷり)、ニューAL『空色エンドロール』より蝶々P提供の新曲「心像」MV公開

J-POP2025年11月4日

 ころん(すとぷり)が、12月17日発売となる2ndフルアルバム『空色エンドロール』より新曲「心像」のミュージックビデオを公開した。  新曲「心像」は、相手を想う気持ちの尊さを表現したバラード。ころんのMV再生数527万回を記録した「Mon … 続きを読む

米ビルボード、Other Side Venturesと提携しインドに進出

洋楽2025年11月4日

 現地時間2025年11月3日、米ビルボードは世界でも急速に成長を続ける音楽市場のひとつであるインドに向け、新たにビルボード・インディアを立ち上げることを発表した。インド国内の音楽シーンやアーティストを、より広く世界に発信していくことが目的 … 続きを読む

ミーガン・ザ・スタリオン、「Lover Girl」初登場でラップ曲が2週ぶりに米ビルボード“Hot 100”入り

洋楽2025年11月4日

 米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”では、2025年10月25日付と11月1日付の2週連続で、ラップ曲がTOP40に1曲も入らない状態が続いた。これは1990年2月3日付チャート以来、同ゾーンからラップが完全に姿を消した初の事 … 続きを読む

【米ビルボード・ソング・チャート】テイラー・スウィフト「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」4週連続1位、ケラーニ自身初TOP10入り

洋楽2025年11月4日

 今週(2025年11月8日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、テイラー・スウィフトの「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」が4週目の首位を獲得。新たにランクインしたのはケラーニの「フォールデッド」で、先週の14位から7 … 続きを読む

飯島真理、2026年2月にビルボードライブ公演開催決定

J-POP2025年11月4日

 飯島真理が、2026年2月にビルボードライブ公演を開催することが決定した。  1983年、坂本龍一がプロデュースした初の新人として、全作詞作曲の1stアルバム『ロゼ』でデビューした飯島。収録曲「Love Sick」やシングル『セシールの雨 … 続きを読む

Willfriends

page top