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U2のメンバーは、ロシアの侵攻から3年が経過した今もウクライナの人々を支援していることを知らせるために活動している。
現地時間2025年2月24日にU2のインスタグラムにボノが、19世紀のウクライナの詩人で画家のタラス・シェフチェンコによる“My Friendly Epistle”(親愛なる手紙)と題された詩をピアノの伴奏に合わせて感情的に朗読した。この日は、2022年にロシアがウクライナに本格的な軍事作戦を開始し、事実上両国を現在も継続中の戦争状態に突入させた日と同じだ。「そして鎖を断ち切って、愛で団結し、天でさえ見つけられないものを外国で探すな」、「そうすれば、自分の家で真の正義、強さ、自由を見ることができるだろう!」 などと彼は朗読している。
ボノは、「自由を信じ、今、我々ヨーロッパ人が置かれている危機を感じている人々は、この3回目の侵略記念日に安らかに眠れないだろう」とキャプションに書き、自身とジ・エッジが3年前にロシアが最初に侵略した数日後に、音楽に乗せたこの朗読をウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に送っていたことを明らかにした。そして、「この件やその他の困惑については、また後ほど詳しく述べたい」と彼は付け加えた。
2022年2月にロシアとウクライナの戦争が始まってから、U2のメンバーはウクライナを支援する声をあげ続けてきた。同年4月には同バンドがセリーヌ・ディオンやケイティ・ペリーなど多数のスターと共演した【スタンド・アップ・フォー・ウクライナ】救済コンサートに出演した。その1か月後、ボノとジ・エッジはキーウの地下鉄駅でベン・E・キングの「Stand By Me」を演奏するために同地を訪れた。
また、昨年ボノは米ラスベガスのザ・スフィアで行われたU2の常設公演の最中にも、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の最も辛辣な批判者の一人で2024年2月にロシアの刑務所で亡くなった故アレクセイ・ナワリヌイに敬意を表した。当時彼は、「彼らにとって、自由という言葉は世界で最も重要な言葉なのです。ウクライナ人が戦い、命を落とすほどに重要であり、アレクセイ・ナワリヌイが命を捧げるほどに重要なのです」と観客に話していた。
ウクライナがロシアとの戦闘から4年目を迎える中、その運命は依然として不透明なままだ。多くの欧米諸国の指導者が24日、この日を記念する行事のためにキーウに集まり、場合によってはゼレンスキー大統領の取り組みへのさらなる軍事支援を約束した。しかし、ドナルド・トランプ米大統領は最近、ゼレンスキー大統領を“独裁者”と呼び、ウクライナとの長年にわたるバイデン政権時代の同盟関係について懸念を煽った。一方で、トランプ大統領はプーチン大統領との良好な関係を維持しており、和平合意に向けた取り組みを進めている。
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