エイベル・テスファイ、ザ・ウィークエンドとしての活動終了について振り返る「自分で終わらせない限り、それは終わらない」

2025年1月14日 / 15:30

 ザ・ウィークエンドとして16年近く過ごしてきたエイベル・テスファイは、今後のプロジェクトが終了した後に有名な芸名を引退させることを考えているという。

 エイベルは、現地時間2025年1月24日(その後31日に延期)にニュー・アルバム『ハリー・アップ・トゥモロー』のリリースを前に、ここ数年の音楽活動について米バラエティの最新号のカバー・ストーリーで長々と語った。この新アルバムに至るまでの道のりについて語りながら、彼は2022年9月に米カリフォルニア州のSoFiスタジアムで行った不名誉なコンサートを振り返った。 4曲を歌ったところで声がかれてしまい、残りのライブをキャンセルせざるを得なくなったのだ。

 しかし、その後の医師の診察では特に異常は見つからなかった。「そこで、すべて(の問題)はここにあると気づいたんです」と彼は自分の頭を指さしながら語っている。

 『ハリー・アップ・トゥモロー』のリリースに向けて歩み続ける中、エイベルは過密スケジュールに盛り込まれた無数の項目から精神的な疲労まで、さまざまな要因が重なり合ったものの重圧に苦しめられてきた。間もなく終わりを迎えることをほのめかす広告看板や、この物語が最後の“章”で完結することを示すSNSの投稿で宣伝された『ハリー・アップ・トゥモロー』に関して、エイベルが繰り返し言及する“この章を閉じる”という言葉が何を意味するのかについてバラエティに聞かれると、「それはザ・ウィークエンドとしての私の存在でしょうね」と彼は答えた。

 「その考え方に身を置かなければならないんですが、それに対してもう何の欲求もないんです」と彼は続け、「ペルソナがあっても、全てが競争です。激しい出世競争のようなものです。より多くの称賛、より多くの成功、より多くのショー、より多くのアルバム、より多くの賞、そしてより多くの1位。自分で終わらせない限り、それは終わらないんです」と語った。

 2022年のキャンセルされた公演を振り返りながら彼は、「実はこうも考えていました。“声を失ったのは、もう終わったから。言いたいことは言ったからだ。パーティーに長居し過ぎないことだ。今ここで終わりにして、幸せな人生を送ればいいんだ”って。完成させよう。“ハリー・アップ・トゥモロー”(明日よ、早く)?今その時がきたんです。絶頂期以外に去るのにふさわしいタイミングとはいつか?自分のことを理解し過ぎたら、その時が方向転換すべき時なんです」と述べている。

 エイベルが主張するように、この章の終了をもってファンが知る“ザ・ウィークエンド”は終わりを迎えるかもしれないが、彼が作る音楽の終わりではない。彼は、「それをやめることはできないと思います。でもすべてが挑戦のように感じられなければならないんです。そして、今の僕にとってザ・ウィークエンドは、それが何であれ、それは極められています。誰も僕より上手にザ・ウィークエンドを演じられないし、僕だって今以上のものにはできない。このペルソナとして、あらゆる挑戦を乗り越えてきたと思っていますし、だからこそ、この映画にとてもワクワクしているんです。なぜなら、僕はこの挑戦が大好きだから」と言い、「僕はただ、その先が知りたいだけなんです。明日がどんなものなのか知りたいんです」と付け加えた。

 エイベル・テスファイは、ザ・ウィークエンド名義では6枚目となるスタジオ・アルバム『ハリー・アップ・トゥモロー』を1月31日にリリース予定だ。5月16日には、同名の映画がライオンズゲートから公開される。監督は『WAVES/ウェイブス』、『イット・カムズ・アット・ナイト』のトレイ・エドワード・シュルツが務め、エイベルは同作で映画初主演を果たす。この映画は間もなくリリースされるアルバムの延長のような作品となる。


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