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2024年の年間Billboard JAPAN総合アルバム・チャート“Hot Albums”で、Snow Manの『RAYS』が首位を獲得した。
Snow Manの4thアルバムとなる『RAYS』は、初週にCDセールス1,106,693枚を記録。3rdアルバム『i DO ME』に続いて、初週でミリオンを突破した2作目のアルバムとなり、自己最多のアルバム初週セールスも達成した。また、2ndアルバム『Snow Labo. S2』は、2022年の本チャートで首位を獲得しており、Snow Manにとって今回が2回目の首位獲得となっている。集計期間内において、CDセールスでミリオンを突破したのは本作のみとなっており、堂々の年間総合アルバム・チャート首位となった。
総合2位にチャートインしたのは、米津玄師『LOST CORNER』。CDセールス508,846枚で5位、ダウンロード数33,267DLで3位を獲得している。本作は、8月21日にリリース後、2024年8月28日公開(集計期間:2024年8月19日~8月25日)の総合アルバム・チャート“Hot Albums”で二冠を達成して1位に登場。その後もCDセールスは8週、ダウンロードは11週連続でトップ10をキープしていた。要因としては、テレビ番組で特集が組まれたり、収録楽曲についての対談が放送されたこと、新曲「Azalea」がリリースされたことなど、話題が続いたことが挙げられるだろう。なお、米津は、2024年の年間Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”に「さよーならまたいつか!」(21位)、「KICK BACK」(56位)、「Lemon」(63位)と3曲を送り込んだ。
K-POPアーティストによるトップ20の作品を見ると、2020年3作品、2021年6作品、2022年5作品、2023年11作品と、増加気味の傾向だったが、2024年は8作品と減少。一方で、SEVENTEENは『17 IS RIGHT HERE』(3位)、『SPILL THE FEELS』(5位)、『SEVENTEENTH HEAVEN』(13位)と3作品をチャートインさせている。2023年にコロナ禍があけ、ライブ・エンタテインメントが活況を迎えており、来日公演も増えている昨今。そんな状況の中でSEVENTEENは、ファンダムが活性化していると考えられる。
今回、『No.Ⅰ』『No.O -ring-』と2作品がトップ10にチャートインしているNumber_iの存在感も大きい。Number_iの強さは、CDセールス、ダウンロード数共に多いことだ。実際に、アルバム『No.Ⅰ』がCDセールス8位、ダウンロード4位で総合6位、ミニアルバム『No.O -ring-』がCDセールス14位、ダウンロード1位で総合8位となっている。そして、「GOAT」「BON」は、総合ソング・チャートでトップ100にチャートイン。『第75回NHK紅白歌合戦』の初出場を掴んだのも頷ける成果だ。
宇多田ヒカルのベスト・アルバム『SCIENCE FICTION』は9位にチャートイン。宇多田は、過去の本チャートにおいて、2016年以降にリリースされたオリジナルアルバムが全てトップ20にチャートインしている。今回、トップ20で20年以上のキャリアを持つアーティストは、宇多田ヒカルのみだ。『SCIENCE FICTION』はCDセールス328,496枚で13位、ダウンロード数33,752DLで2位と高順位であることから、安定した支持率を持っていることが伺える。
計52週の集計となった2024年の年間チャート。トップ100のうち92作品が集計期間内に発売された作品だった。そんな中、集計期間外にリリースされたMrs. GREEN APPLE『ANTENNA』(38位)のチャートイン回数は、最多の52回となっている。その他にも、YOASOBI『THE BOOK 3』(55位)、Vaundy『replica』(78位)など、集計期間外にリリースされた作品のチャートイン回数も多く、継続的にポイントを積み重ねて、ロングヒットに繋がった。
Text by Tatsuya Tanami
◎Snow Man コメント
この度はSnow Manの4th Album『RAYS』がBillboard JAPAN Hot Albums of the Year 2024を受賞させていただき、大変嬉しく思います。
自分達の作品を受け取っていただき、音楽に触れてくださったみなさま、また制作に関わっていただいた心強いスタッフのみなさまに本当に感謝しています。
4th Album『RAYS』はデビューしてから4年間に磨いた力、頂いた応援を音楽に昇華させた、いわばデビュー後のSnow Man第1章の集大成とも捉えられる、かなり思い入れの強い作品です。挑戦的でありながらも常にファンのみなさんの存在を近くに想像しながら制作をしました。そんな大切なファンのみなさんに聴いていただき、また嬉しい感想も沢山いただいて胸がいっぱいです。
2025年はグループとしてデビューから5周年を迎え、デビュー日の1月22日はベストアルバムを発売することから始まります。また、ファンのみなさんとの時間を増やせるよう絶賛計画中なので是非楽しみに待っていていただけたらと思います!
Snow Man ラウール
【Billboard JAPAN Hot Albums of the Year 2023】トップ20
1位『RAYS』Snow Man
2位『LOST CORNER』米津玄師
3位『17 IS RIGHT HERE』SEVENTEEN
4位『THE VIBES』SixTONES
5位『SPILL THE FEELS』SEVENTEEN
6位『No.Ⅰ』Number_i
7位『GIANT』Stray Kids
8位『No.O -ring-』Number_i
9位『SCIENCE FICTION』宇多田ヒカル
10位『+Alpha』なにわ男子
11位『THE GREATEST UNKNOWN』King Gnu
12位『ROMANCE : UNTOLD』ENHYPEN
13位『SEVENTEENTH HEAVEN』SEVENTEEN
14位『The Star Chapter: SANCTUARY』TOMORROW X TOGETHER
15位『MATCH UP』INI
16位『RISE UP』NiziU
17位『AWARD』WEST.
18位『Reboot』TREASURE
19位『Happy』JIN
20位『Road to A』Travis Japan
集計期間:2023年11月27日(月)~2024年11月24日(日)
※記事初出時、内容に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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