市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

2024年11月21日 / 16:10

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。

 2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわたり愛されてきた歌舞伎の三大名作の一つである「仮名手本忠臣蔵」に、現代ならではの視点を織り込み作り上げる。團十郎は大星由良之助、早野勘平、斧定九郎、高師直の四役を早替りにて勤める。

 團十郎は、「私が子どもの頃の歌舞伎界は『忠臣蔵』はどんなときでもお客さんが入るという暗黙の了解でしたが、近年はお客さんが入らない月が出てくる。これは、なんでなのかを考えたとき、歌舞伎や役者の問題もありますが、お客さま方も『忠臣蔵』のあだ討ちや一貫して主君を思う気持ちを貫く日本人の魂みたいなものへの理解度が薄れてきているのではないかと思います。それを古典で丁寧に表現することも大事ですが、私ですら難しいと思うところがあるので、今の人には理解しづらいところがある。そうしたところをなんとかしたいという思いが強い。『仮名手本忠臣蔵』はすばらしいし、変えてはいけないけれども、こういう提案もありではないかという気持ちで挑みたいと思います」と本作への思いを語った。

 タイトルに「裏表忠臣蔵」とついているが、表では通常上演されている「仮名手本忠臣蔵」、裏として創作場面をつけ、新たな形で描くことを考えているそうで、團十郎は、「スピンオフ的なものをこの作品に入れる」「一言で終わってしまう人間にもフォーカスする」と改めて説明。さらに、「歌舞伎とは別の感覚で話すと、ただのパワハラの問題(を描いている)。権力を持ったおじちゃんがパワハラをしているだけの話ですが、それを現代の方々にも分かりやすく『そりゃ、そうなるよね』としたい。日常生活の中で慢心している人間がことを起こして大きなことになっていくというストーリー性を重要視したい」と言及した。

 本作がお正月公演になることから、来年の目標を聞かれると、「(尾上)菊之助さんの襲名にできる限りそばにいたいと思います。同級生ですし、友達で生まれたときからずっと一緒です。彼も(襲名披露という)大変な時期に入っていきますし、僕も(團十郎襲名のために)支えてもらった2年間があるので、しっかり恩返しをする男でありたい」と明かした。

市川團十郎 (C)エンタメOVO

 舞台は、2025年1月3日〜26日に、都内・新橋演舞場で上演。


芸能ニュースNEWS

堂本光一、共演者からの“本命チョコ”に驚き 「何をお返ししたらいいですかね」

舞台・ミュージカル2026年2月12日

 ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」製作発表記者会見が11日、東京都内で行われ、出演者の堂本光一、観月ありさ、小堺一機、小金輝久、瀧上颯太、古正悠希也、日本版翻訳・演出を担当するウォーリー木下氏ほかが登場した。  本作は、児童文学 … 続きを読む

「ラムネモンキー」「やっぱり3人は何かを見ているんだ。そして忘れているんだ」「このドラマを見ている時は、自分も中2と中年を行ったり来たりしている」

ドラマ2026年2月12日

 「ラムネモンキー」(フジテレビ系)の第5話が、11日に放送された。  本作は、かつての恩師の失踪事件の謎が3人の大人を再起動させる「1988青春回収ヒューマンコメディー」。反町隆史、大森南朋、津田健次郎主演。脚本は古沢良太氏。(*以下、ネ … 続きを読む

「再会」“直人”渡辺大知が“衝撃の秘密”を告白 「“淳一”竹内涼真、マジか」「過去が重過ぎてしんどい」

ドラマ2026年2月11日

 竹内涼真が主演するドラマ「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系)の第5話が、10日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、横関大氏の推理小説『再会』をドラマ化。刑事・飛奈淳一(竹内)が、殺人事件の容疑者となった … 続きを読む

「未来のムスコ」「お母さん(神野三鈴)の愛情の深さに涙」「家族の絆を描くストーリーに毎回温かい気持ちになる」

ドラマ2026年2月11日

 火曜ドラマ「未来のムスコ」の(TBS系)の第5話が、10日に放送された。  本作は、夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性・汐川未来(志田未来)のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る颯太(天野優)が現れたことから始まる、時を超えたラブストーリー。 … 続きを読む

「夫に間違いありません」きょうだいの対面シーンに反響「“聖子”松下奈緒の『約束を守って偉かったね』に大泣き」

ドラマ2026年2月10日

 松下奈緒が主演するドラマ「夫に間違いありません」(カンテレ・フジテレビ系)の第6話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、主人公・朝比聖子(松下)が夫の遺体を誤認し、保険金を受け取った後に、死んだはずの夫が帰還する … 続きを読む

Willfriends

page top