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2024年8月17日と18日に開催された【SUMMER SONIC 2024 TOKYO】の初日、<MARINE STAGE>にワンリパブリックが出演した。2008年以来、実に16年ぶりのサマソニ出演はオーディエンスの期待とメンバーたちのプレイがスタジアムを包み込む大きなエネルギーを作り出した。
スタジアムに口笛が響くと、すぐさま歓声があがる。そう、日本で再度その名を広めるきっかけになった映画『トップガン マーヴェリック』の劇中歌「アイ・エイント・ウォーリード」だ。自然に体が揺れるサウンドと映画のハイライト映像で気分はもう雲の上。ティアドロップをかけたライアン・テダーがトム・クルーズ演じる伝説のパイロットを連想させる。
ワンリパブリックは昨年、約5年半ぶりに来日コンサートを行い、今回のサマソニ前にはエキストラ公演を行っていた。日本での人気を彼らも体感していることだろう。7月に最新アルバム『アーティフィシャル・パラダイス』をリリースしたのだが、夏フェスということで、最新曲もありつつ、過去のヒットソングを盛り込んだ内容だ。最新アルバムの収録曲「シンク・オア・スウィム」でビーチ感を残しつつ、『怪獣8 号』のエンディング・テーマ「ノーバディ」を早くも投入し、日本のオーディエンスを一気に引き込んだ。
「アポロジャイズ」(2007年)のブレイク後にリリースされ、バンドが長年披露してきたヒット曲「ストップ・アンド・ステア」は、リリース時と変わらぬ歌声とメッセージが心に響く。同じくビルボードチャートでロングヒットした「グッド・ライフ」ではライアンが花道を歩いてファンの近くに。歌詞の一部を“Tokyo”に言い換えて、長年、世界中を飛び回る人気バンドらしさを体現した。
ライアンは作詞家、作曲家、プロデューサーとして最も成功している一人でもある。テイラー・スウィフトやビヨンセ、ジャスティン・ビーバー、エド・シーラン、BLACKPINKのLISAなど、彼が手がけたヒット曲は数えきれない。そんなヒット曲のカタログの中から4曲、ピアノとともにセルフカバー。ビヨンセ「ヘイロー」(「ビヨンセの歌声には敵わないけど、そんなの知らない」)、「アポロジャイズ」と同時期に作っていたというレオナ・ルイス「ブリーディング・ラブ」、マルーン5「マップス」、最後のテイト・マクレー「グリーディー」はピアノで披露するのは初めてで、「エンタメのために自分の恥を捧げるよ。YouTubeにはあげないでね。あ、生中継しているからもう遅いか!」と、アーティストへの敬意と自虐っぷりも入れながら、文句の付けようがない歌声を披露して、その多才ぶりをあらためて証明した。
同ステージのトリを務めるマネスキンに“シャウトアウト”を送り、カラオケコーナーはバンドコーナーへ戻る。2007年のブレイク曲「アポロジャイズ」をチェロ、バイオリン、ピアノ、ギター、ベース、ドラムとともに披露したあとは、最新アルバム収録の「サンシャイン」で常夏のフィーリングを復活。彼らには珍しい早口ラップと軽快なギターサウンドが夏らしさを感じさせる。「アイ・リヴド」はライアンのセンスが発揮。人生最後の瞬間に悔いがないように今を精一杯生き抜くことができているかを問いかける。
そういった人生観は次の「カウンティング・スターズ」にも。ザック・フィルキンス(Gt.)のスパニッシュギターが響いた本曲は、日本でも1、2位を争う人気曲で、儲けではなく、リスクを負ってでもときめきを追い続けることこそ、生きる意味だという。それに賛同するようにクラップも一段と大きくなった。
「ジャパン、ありがとうございます。愛してる」とライアンがバンドを代表して最後の挨拶。前述のとおり、従来のレールから一歩離れてバンドがEDMに初挑戦した「イフ・アイ・ルーズ・マイセルフ」は、その挑戦が成功例となっていることを証明するかのように大勢のオーディエンスの心を掴み、スタジアムを大きく揺らした。ライアンが作る音楽が世界の音楽シーンを作っているのだから、彼がワンリパブリックで表現するそれも、ハズレなわけがない。
Text by Mariko Ikitake
(C) SUMMER SONIC All Copyrights Reserved.
◎公演情報
【SUMMER SONIC 2024】
2024年8月17日(土)、18日(日)
千葉・ZOZOマリンスタジアム、幕張メッセ
大阪・万博記念公園
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