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脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第10話が、4日に放送された。
本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)
アメリカ帰りの歌舞伎町のホスト・凌介(戸塚純貴)が日本人で初めて未知の新種ウイルス「ルミナ」に感染。彼の感染を皮切りに日本国内で感染が拡大する。
国家資格を取得し、勝どき医療センターの研修医として働いていたヨウコ(小池栄子)や、享(仲野太賀)といった聖まごころ病院の医師たちも、それぞれの立場でこの未知なるウイルスにどう対処するかを考えていた。
一方、外国人の相談に乗っていた「Not Alone」は非難の的となり舞(橋本愛)たちの活動も制限をされる。そして、東京都の感染者数が100人を超えた頃、2週間の休みとなったヨウコが久しぶりに聖まごころ病院に戻ってくる。
ヨウコは、ルミナウイルス専用の病床をまごころに作るべきだと主張する。そんな中、啓三(生瀬勝久)がルミナに感染。享は、その原因が一緒に生活していた自分にあると思い、自らを責めるが…。
放送終了後、SNS上には、「近未来のパンデミックの話になってようやくタイトルの意味が分かった あの頃TVに映っていたのは紛れもなく“野戦病院”だった」「コロナは過去のものという風潮があるところへ、新たなウイルスによるパンデミックを入れてきて、未来のわれわれはどうすれば命を守れるのかまで描いてくる。脚本がすご過ぎる」「最終話を前にしていよいよ本気出してきた感があって見応え十分。コロナ禍からわれわれは何を学んだのか、忘れていた気持ちや考えなきゃいけないことがよみがえってきた」「これはクドカン版『君たちはどう生きるか』だわ」「もう終わっちゃうな。まごころが本当にあったら行きたいよ」といったコメントが上がった。
また、「ヨウコ先生の『緊急事態だからって自分の頭で考えることを放棄するな!』ってせりふが刺さって抜けない」「舞ちゃんの『人間の言うことは聞かないのにウイルスの言うことは聞くのかよ』というせりふを聞いて確かになって思った」「舞ちゃん、私の代わりに怒ってくれてありがとう」などの声も。
そのほか、「とうとう轟(戸塚)までもが新宿野戦病院に出てしまった」「堀井さん(塚地武雅)の『ほらほら どんな時でも変態は元気。ありがとう変態。いい患者です』ってせりふが面白かった」「『サタデー・ナイト・フィーバー』からの『ビズリーチ』って最高!」「朝は『虎に翼』で痴呆症の迫真演技、夜は『サタデー・ナイト・フィーバー』やってる余貴美子。すごい女優だわ」といったコメントもあった。
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