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テイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』が返り咲き、通算13週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
1位に初登場した2024年5月4日付から7月20日付まで12週間連続で1位を独占した後、2週あけて今週(8月10日付)再び首位に返り咲き、通算13週目の首位を獲得した『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』。首位獲得週が13週間を超えたのは、2023年3月から今年の3月まで通算19週間を記録したモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(今週2位)以来で、女性アーティストでは2011年から2012年に通算24週間を記録したアデルの『21』以来のタイトルとなる。
テイラー・スウィフトは、今週でBillboard 200での首位獲得総週を82週目に更新して、ソロ・アーティストとしてはエルヴィス・プレスリーのもつ67週をさらに引き離し、史上最長記録を塗り替えた。首位獲得作品数としては、ジェイ・Zのもつ14作に並び、ザ・ビートルズ(19作)に続く史上2番目、ソロ・アーティストとしては同率のトップに立っている。
『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』は、今週の集計期間(2024年7月26日~8月1日)にストリーミングが59,000(8%減少)、セールスが12,000(34%増加)をそれぞれ記録して、累計71,000ユニットを獲得した。アルバムの週間再生回数は、全31曲で7,773万回を記録している。なお、今週は公式ウェブサイトでCDのデラックス盤が補充されたため、セールスが増加した。
1位にランクインしたタイトルの週間ユニットとしては、今年の3月16日付でモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が記録した68,000ユニット以来の最小値で、チャート全体の数値が低いことがわかる。
その『ワン・シング・アット・ア・タイム』は、今週64,000ユニット(1%減少)を記録して先週の6位から2位に浮上。ストリーミング・アルバム・チャートでは3月以来約5か月ぶりに1位を獲得した。ザック・ブライアンの『ザ・グレート・アメリカン・バー・シーン』も、ユニット数は先週から14%減少(61,000ユニット)したが順位は5位から3位に上昇している。
チャペル・ローンの『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』は、今週53,000ユニット(1%減少)を記録して先週の8位から4位に上昇。7月13日付で記録した5位を上回り、現時点での最高位を更新した。
ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(53,000ユニット / 2%減少)も先週の9位から5位に上昇して、 先週1位に初登場したStray Kidsの新作『ATE』(52,000ユニット / 78%減少)は今週6位にダウン。その1週前にNo.1デビューしたエミネムの『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』(49,000ユニット / 37%減少)も、3位から7位にランクダウンした。
先週7位に初登場した映画『ツイスターズ』(44,000ユニット / 23%減少)のサウンドトラックは今週8位にワンランクダウンして、9位にはチャーリーXCXの『ブラット』(40,000ユニット / 10%増加)が先週の14位から上昇して、7月6日付以来約1か月ぶりにTOP10ランクインした。 ノア・カーンの『スティック・シーズン』 (39,000ユニット / 10%減少)は先週に続き10位をキープしている。
今週はチャーリーXCXの『ブラット』がTOP10に再ランクインしたが、新作のニューエントリーはなかった。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月9日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト
2位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
3位『ザ・グレート・アメリカン・バー・シーン』ザック・ブライアン
4位『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』チャペル・ローン
5位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
6位『ATE』Stray Kids
7位『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』エミネム
8位『ツイスターズ』サウンドトラック
9位『ブラット』チャーリーXCX
10位『スティック・シーズン』ノア・カーン
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