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現地時間2024年3月30日にジョン・バティステが、ビヨンセの『カウボーイ・カーター』に携わった経験を回顧し、その意味について、そして彼女の最新アルバムがいかにジャンルの壁を解体しているかについての考えを投稿した。
ビヨンセのアルバムのオープニング曲「AMERIICAN REQUIEM」の共同作詞作曲とプロデュースを手掛けた彼は、その制作過程を共有するために、伝説的なプロデューサーであるNo I.D.(本名アーネスト・ディオン・ウィルソン)とスタジオで撮影した写真と、自身がコーラス、プレコーラス、最初のバースの一部を書き出しているテキストのやり取りをインスタグラムで公開した。
【グラミー賞】を5回受賞している彼は、「みんな、今こそがジャンル・マシーンを解体する瞬間だ。“AMERIICAN REQUIEM”のプロデュースと作曲を、ビヨンセやディオンと一緒にできて幸せだった。インスピレーションが湧くと、言葉やコードが溢れ出てくる。そして、ビヨンセがそれらを見事に自分のものにし、さらに歌詞のメッセージを高め、より大きな作品に統合しているのを見るのはなんと光栄なことだろう」と綴り、「図らずも“カウボーイ・カーター”を始める痛ましいボーカル・プレリュードのあと、宣言のように読めるこれらの言葉を聞くことになる。“私の声が聞こえるか、それとも私を恐れているのか”、あるいはもっといいのが我らがルイジアナ州の言葉で言う、“Looka dere, Looka dere”だ」と続けている。
彼はさらに、ディオンと今日の“音楽のあり方”について問いかける“創造的な旅”に出たと語った。「僕たちは何年もこのような会話を交わしてきたけれど、このところ何か現実化の力が熟しているように感じていた。この曲を書くためにギターとノートを手にしたとき、インスピレーションを得るときにいつもするように、創造的な心を解放してくれる神に信頼を置いた」と彼は述べている。
そしてバティステは、もう一人の伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズと交わした別の会話を披露した。ジョーンズは、2022年の【グラミー賞】で<最優秀アルバム>を受賞したバティステの2021年のアルバム『ウィー・アー』の序文の一部としてもこの言葉を書いている。彼は、「“アメリカの音楽を非カテゴリー化するのは君次第だ!”これはデューク・エリントンが(ジョーンズに)言った言葉だ。僕はそれが、この飛躍に意欲的な数人のアーティストが率いる私たち世代の役割だと本当に信じている」と綴っている。
彼はまた、『カウボーイ・カーター』を「一世代に一人いるかいないかというアーティストによる素晴らしいアルバム、想像を絶するインパクトと芸術的火力を持った作品だ。このタイミングでようやくコラボレーションできたことをとても嬉しく思う」と書き、「“AMERIICAN REQUIEM”のプロデュースとソングライティングは、並外れたアラインメントの一例だった。多くの一流アーティストが、同じ時期に同じようなビジョンを描いたとき、それは大きなシフトが起こっていることがわかる。長らく待たれていた新時代の到来だ。自分自身をジャンルから解放しよう。そして我々の在り方を軽んじ、我々が創造する芸術を過小評価する障壁を打ち破ろう。このアルバムの冒頭陳述を可能にしてくれたブラザーの@dixsonとほかのコラボレーターに感謝し、感銘を受けている」と綴っている。
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