テイラー・スウィフト、3年連続で全米で最もアナログ盤アルバムが売れたアーティストに

2024年1月18日 / 15:15

 2023年、テイラー・スウィフトの存在はアナログアルバムの世界で非常に重要で、全米で売れたアナログ・アルバムの15枚に1枚は、スウィフトの作品だった。一方、2022年では、25枚のアナログ・アルバムの売上のうち1枚彼女が占めていた。

 データ・トラッキングを行っている米ルミネートによれば、スウィフトは3年連続でアナログ・アルバム販売枚数が1位となり、昨年は合計で348.4万枚を売り上げた。2023年における全米での全アーティストのアナログ・アルバム売上合計は4,961万枚で、2022年の4,346万枚から14.2%増加した。2023年は、アメリカで18年連続でアナログ・アルバムの売上が増加し、ルミネートが1991年にデータの集計を開始して以来、アナログ・アルバムの売上が最多の年となった。 

 2023年、スウィフトはアナログ・アルバム売上全体の7%を占め。年間データについては、『U.S. 2023 Luminate Year-End Music Report』でさらに詳しく読むことができる。

 2023年のスウィフトのアナログ盤売上は非常に大きく、彼女は昨年、次にアナログ盤売上が高かった7組のアーティストの合計よりも売上が多かった。年間アナログ盤売上2位はラナ・デル・レイの64.6万枚で、タイラー・ザ・クリエイター(55.2万枚)、トラヴィス・スコット(47.4万枚)、オリヴィア・ロドリゴ(40.8万枚)、ケンドリック・ラマー(38.2万枚)、メタリカ(37.8万枚)、ザ・ビートルズ(37.3万枚)が続いた。(その他トップ10には、フリートウッド・マックが35.7万枚で9位、故マック・ミラーが35.4万枚で10位につけている)

 2023年に最も売れたアナログ・アルバムは、101.4万枚を記録したスウィフトの『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』となる。これは、1991年にルミネートが売上を記録し始めて以来、アナログ・アルバムの年間売上としては最大であり、初めて暦年で100万枚以上を売り上げたアナログ盤となった。同作は、1991年以来、アナログ・アルバムとしては最大の69.3万枚という初週売上を記録した。

 スウィフトは2023年の全米におけるアナログ・アルバムの売上のトップ10のうち5作を占め、トップ3は全てスウィフトの作品となっている。

2023年 全米年間アナログ・アルバム・セールス・トップ10
1位 テイラー・スウィフト『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』(101.4万枚)
2位 テイラー・スウィフト『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』(51万枚)
3位 テイラー・スウィフト『ミッドナイツ』(49.2万枚)
4位 トラヴィス・スコット『ユートピア』(37.3万枚)
5位 テイラー・スウィフト『フォークロア』(30.8万枚)
6位 オリヴィア・ロドリゴ『ガッツ』(26.7万枚)
7位 テイラー・スウィフト『ラヴァー』(25.6万枚)
8位 ラナ・デル・レイ『ディド・ユー・ノウ・ザット・ゼアズ・ア・トンネル・アンダー・オーシャン・ブルバード』(21.5万枚)
9位 フリートウッド・マック『噂』(20.6万枚)
10位 ラナ・デル・レイ『ボーン・トゥ・ダイ』(19.2万枚)
出典:ルミネート(集計期間:2022年12月30日~2023年12月28日)

 アナログ盤は2023年の全米における全アルバム売上の47.1%(1億532万枚のうち4,961万枚)、フィジカル・アルバムの売上の57%(8,700万枚のうち4,961万枚)を占めている。両方ともルミネートの集計史上、アメリカのアルバム市場におけるアナログ盤のシェアの最高記録となった。

 ルミネートが1991年に売上を記録し始めて以来、2023年はアメリカでは3年目、かつ3年連続でアナログ・アルバムの売上がCDアルバムを上回った。アナログ・アルバムは、3年連続でアルバム購入の主要形態となっている。(2023年に最も売れたアルバムの形態はアナログで、次いでCD、デジタル・ダウンロードの順となっている)

 アメリカでは1980年代初頭まで、アルバム購入の主流はアナログ盤だった。その後、カセットテープが90年代初頭まで続いたが、CDが台頭し、アナログ盤が返り咲く2021年まで首位の座をキープしていた。


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