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スクイッドが、2ndアルバム『O Monolith』から新曲「The Blades」を解禁した。
Netflixドラマ『YOU ー君がすべてー』や『フィール・グッド』などで人気の新進女優シャーロット・リッチーが出演し、レディオヘッドやケリー・リー・オーウェンスも手がけたキャスパー・ハグストロム監督によるミュージック・ビデオもあわせて公開された。スクイッドと同様に、ハグストロムの作品は、ハイコンセプトな哲学と家庭の平凡さの境界線を曖昧にする。リッチー演じる主人公が、子供のいたずらによって、誰もいない待合室で長時間待つことを余儀なくされ、カフカ的な悪夢の中に取り込まれていく。
「The Blades」は、オリー・ジャッジのヴォーカルの表現力の高さが全面に押し出された楽曲で、アルバムの重要な転換ポイントを示している。オリー自身もこれまでで最も好きなスクイッドの楽曲だと発言している。
「これまでやってきた曲よりずっと繊細で、それはかなり難しいことでもあるんだ。ダン(・キャリー)と僕は、ボーカルの表現について話していて、完全に自分を解放するのではなく、即効性のあるシャウトに頼らないようにするのがいいんじゃないかと思った。曲の最後は、本当にソフトで優しい雰囲気で、こんなことは今までなかったと思う。表面的には警察の残虐行為についての曲で、最後の部分はエドガー・アレン・ポーの“告げ口心臓”にインスパイアされている。といっても本を読んだわけではなくて、シンプソンズのパロディを見ただけなんだけどね。ストーリーとしては、警察ヘリコプターのパイロットの一日を追ったもので、彼がベッドで、まるで彼を嘲笑うかのように空を旋回する別のパイロットの声を聞くところで終わる。そこには、僕のエゴに対する恐怖が込められているんだけど、それがこの曲のどの部分からきているのか、まだ僕自身も解明できていないんだ」とオリーは語っている。
2023年6月9日にリリースされる『O Monolith』の国内盤CDにはボーナス・トラックが追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様盤(ブルー・ヴァイナル/歌詞対訳・解説書付)の3形態で発売される。さらに、国内盤CDと国内仕様盤LPは、日本限定の刺繍ロゴTシャツ付きセットも発売される。リリースを記念してタワーレコード、HMV、ディスクユニオンの一部店舗ではレアな7インチや非売品グッズなどが当たる抽選キャンペーンの実施も決定している。
◎リリース情報
アルバム『O Monolith』
2023/6/9 RELEASE
Photo: Alex Kurunis
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