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銀河の落ちこぼれチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が最後にして最凶の敵に挑む姿を描く「ガーディアンズ」シリーズ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』が、5月5日の全米公開に先駆け、5月3日(水・祝)から日本公開となる。
シリーズ最終章となる本作で、ガーディアンズの前に立ちはだかるのが、最凶の敵の⼀人、黄金に輝く体を持つ謎の男アダム・ウォーロックだ。
アダムはその目的も戦闘能力も未知数だが、ジェームズ・ガン監督は「彼はまだ子どもで、成長し切れていない。だからある意味、本作はアダム・ウォーロックの成長物語ともいえる」と明かす。
アダムは、コミックでも人気を博しているマーベルファンの間ではおなじみのキャラクターであり、ついに実写で現れることでも話題となっている。
コミックでは、超人的なスピードや耐久性、そして自由に飛行することができるなど、ほとんど不死身とも思える強さを誇るキャラクターだが、劇中ではどのようにガーディアンズと相対するのか。
ガン監督は「アダム・ウォーロックはまだ生まれたばかりの子どもなんだ。そこがアダム・ウォーロックというキャラクターの重要なところ。彼は世界も、人間関係も理解していない。死というものにさえ触れたことがないので、そうしたことを全て学ばなければならない」と語る。
ヴィランとして恐るべき長所ともなる“無知さ”は、果たしてガーディアンズにとってどんな脅威となるのかが、注目されるところだ。
そんなアダムを演じるのは、『レヴェナント:蘇えりし者』(15)や『デトロイト』(17)『ミッドサマー』(19)などに出演したウィル・ポールター。彼の演技については、ガン監督も共演者も口をそろえて絶賛する。
ガン監督は「ウィルは、私たちがアダム・ウォーロックという役柄に求めていた子どもっぽいクオリティーを投影できる役者だ」と語る。
アダムと戦うことになるガーディアンズのリーダー、ピーター・クイルを演じるクリス・プラットは「ウィルは熱心に演技に挑んでいるし、とても才能がある。アダム役で素晴らしい活躍をしているし、大きな未来がある。彼がMCUや『ガーディアンズ』シリーズのために何をもたらすのか、楽しみでならない」と語った。
アダム・ウォーロックはガーディアンズにとってどんな存在になるのか。そして彼の衝撃の目的とは? ガーディアンズ史上最強の敵に注目だ。
(構成/田中雄二)