CHEMISTRY×オーケストラのアンコール公演、昨夏を上回る熱量で東京からスタート！

　４月22日(土)東京文化会館にて、CHEMISTRY Premium Symphonic Concert 2023 –Encore-が開催された。このコンサートは昨年7月に開催されたオーケストラコンサートのアンコール公演であり、早々に完売となっていた。昨年同様に、ピアノは渡辺シュンスケ、指揮は栗田博文、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団が出演。

　本公演では、新たにセレクトされた4曲が入れ替った演奏プログラムが事前に発表されたことで、ファンの間でも再演への期待が高まっていた。MCの中で、CHEMISTRYのふたりもこの新たにアレンジされた4曲のことを”新ネタ”と呼んでおり、本人たちもこのアンコール公演を迎えられることを心の底から楽しんでいる様が伝わってきた。

　その”新ネタ”のうちの1曲である「Wings of Words」は、事前に公開されたインタビューのなかでも2人が「どうなるか楽しみ」、「天井を突き抜けるくらいの気持ちで歌いたい」と語っていたナンバーだ。アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第4期オープニングであるこの曲は、オーケストラの演奏が加わることでさらに壮大になり、サビに入った瞬間に会場全体が空高く舞うような心地よさを感じる１曲となっていた。

　第２部の終盤では、「最期の川」から「for…」へと流れるドラマティックな構成に誰しもが強く胸を打たれ、続く「PIECES OF A DREAM」では、打って変わって会場は総立ちとなった。手拍子とともに抑えきれない賞賛の声がステージへ届けられ、最高潮のラストを迎えた。期待のアンコールは、スムースなストリングスとリリカルな渡辺シュンスケのピアノに、軽やかなパーカッションが溶け合い、初夏の風を運んでくるかのような洗練の極みとも言うべきアレンジに乗せ、CHEMISTRY自身の作詞によるナンバーを披露。幸福感に満ち溢れたクロージングとなった。

続く関西公演は、昨年と会場を変えて兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて開催される。阪神・淡路大震災からの「心の復興、文化の復興」のシンボルとして開館したこのホールは、音響と内装の素晴らしさで知られる。圧倒的な歌唱力と、数えきれないヒット曲を持つCHEMISTRYならではのオーケストラ公演の挑戦を五感で楽しんでほしい。

PHOTO：岩田えり

◎公演情報
【CHEMISTRY Premium Symphonic Concert 2023- Encore-】
2023年4月22日（土）OPEN 16:00 / START 17:00 東京・東京文化会館 大ホール　※終演
2023年5月2日（火）OPEN 17:30 / START 18:30　兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール　

出演：CHEMISTRY
ピアノ：渡辺シュンスケ
指揮：栗田博文
管弦楽：【東京】東京フィルハーモニー交響楽団、【兵庫】大阪交響楽団
編曲監修：山下康介

◎チケット
SS席13,000円、S席11,000円（全席指定・税込）
※特製プログラム付き　※未就学児入場不可

◎兵庫公演チケット発売中
https://billboard-cc.com/classics/chemistry2023_encore

◎コンサートに関するお問い合わせ
【東京】H.I.P.　03-3475-9999（月~金10:00~18:00、土日祝休）
【兵庫】キョードーインフォメーション　0570-200-888（月~土11:00~18:00、日祝休）