「ビリー・エリオット」2カ月遅れで開幕 柚希礼音「明日への活力になる舞台ができたら」

2020年9月14日 / 20:06

(左から)川口調、橋本さとし、利田太一、益岡徹、中村海琉、渡部出日寿、柚希礼音、安蘭けい

 ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」のプレスコールが14日、東京都内で行われ、出演者の川口調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿、益岡徹、橋本さとし、柚希礼音、安蘭けいが登壇した。

 本作は、映画『リトル・ダンサー』を、エルトン・ジョンの作曲でミュージカル化したもの。

 応募総数約1511人の中からオーディションを経て4人のビリー役が選ばれ、1年以上レッスンを続けてきたが、新型コロナウイルスの影響を受け2カ月間の活動自粛を余儀なくされ、16日から2カ月遅れで開幕する。

 ビリー役の川口は「見に来てくださったお客さんに、ビリーが今どういう気持ちなのか、どうしてほしいのかが伝わる演技を目指したいです」と意気込みを語り、利田は「楽しんでやっていることが、お客さんに伝わればいいなと思います」とコメントした。

 また、中村は「僕はタップダンスが得意なので、タップで楽しんでいるところや、感情を出しているところを見てもらいたい」とアピール。渡部は「公演ができることがとてもうれしいです。ビリーの心の移り変わりをしっかり表現できるように頑張りたいです」と語った。

 数度のPCR検査など、徹底した感染症予防対策の上で開幕した本作。柚希は「1公演1公演が、どれだけ大切かということを感じながら公演しています。こういった世の中だからこそ、お客さまの心を満たす、明日への活力になる舞台ができたら」と話した。

 安蘭は「演劇のともしびは絶対に絶やさないぞ、という思いで過ごしています。劇場の、この空間が、私はやっぱり好きなんです。皆さんも好きだと思うので、その思いだけは忘れないでいたいと思います」と心情を語った。

 舞台は9月16日~10月17日、都内・TBS赤坂ACTシアターほか、大阪で上演。

ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」プレスコールの様子


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