R-1ぐらんぷり、三浦マイルドが優勝  「“見とけよ”という気持ちはあった」

2013年2月13日 / 13:55

優勝トロフィーを掲げる三浦マイルド

日本一のピン芸人を決める「R-1ぐらんぷり 2013」決勝戦が12日、東京都内で行われ、三浦マイルドが初優勝した。11回目を迎えたことしは過去最多の3684人がエントリー。

 三浦は最終決戦では道路交通警備員のネタ“ニシオカさんの言葉”を披露し、審査員7人全員の票を獲得。「一言で言うとまったく信じられない。これからが楽しみというよりは、自分がどうなるんやろかという不安の方が大きいですね」と心境を語った。

 スギちゃんとキンタロー。ばかりに注目が集まっていたことについては「“見とけよ”という気持ちは常にあった。芸人は絶対自分が一番面白いと思ってやらないといけないと思うので。だから終わったときには『三浦マイルドすごかった』と絶対言わしてやると思ってやりました」と話した。

 優勝の喜びを一番に伝えたい人物を聞かれると「母ですね。女手一つで育ててくれたんで。これでようやくちょっとは認めてもらえるかな」と笑顔で語った。

 決勝でのネタに登場した“ニシオカさん”は「大学時代のアルバイト先の人。『タイでパスポートと財布を取られたんで日本に帰れない。5万送ってくれ』って言われて。今から思えば振り込め詐欺の先駆けで、生粋の詐欺師なんです。僕としては許せない人物なのでネタにしたのは復讐(ふくしゅう)でもあります」と裏話も披露した。

 現在も「週4回、時給870円で“伊藤ハム”でアルバイトしている」という三浦。この1年の芸人としての収入は「見栄を張って30万円」と話すが、優勝賞金の使い道については「半分は母親に。あとは社会貢献として無理のない範囲で寄付したい。それと後輩と旅行ですね」と真面目な一面を見せた。

 


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