蝶花楼桃花、全出演者が女性芸人の「桃組」公演に意欲 「寄席にはまだまだ可能性がある。何かの変化のきっかけになれば」

2023年1月31日 / 16:36

 落語家の蝶花楼桃花らが31日、東京都内で会見を行い、自身が主任を務める「桃組」公演についての意気込みを語った。

 浅草演芸ホールでは、3月上席(3月1日~10日)夜の部で、首都圏の寄席では定席公演史上初となる、全出演者を女性芸人で構成する画期的な番組「桃組」公演を開催する。

 本公演は、昨年7月に、史上最速の真打昇進から4カ月で主任(トリ)を務めた桃花が企画した。

 浅草演芸ホールの松倉由幸社長は「桃花師匠本人から、今までの寄席の歴史のないような奇抜なスタイルでやってみたいという発案があった。議論を交わした結果、大変増えてきた、女性だけの興行をやってみようとなった。落語協会さんの快諾も得て公演にこぎつけた」と経緯を語った。

 桃花は「寄席に育てていただき、寄席に対するリスペクトの精神を常に持ち続けてきたのと同時に、『寄席にはまだまだ無限の可能性があるんじゃないか』とも感じていて」と企画発案について語った。

 続けて、「全員が女性。色物の先生、外部出演者の枠もあるのですが、こちらも全て女性。ちょうどひな祭りの時期、桃の節句ということで公演名は『桃組』と名付けました」と語った。

 また、「女性ということだけで闘っている仲間ではございません。一人一人が素晴らしい芸を持っている。また女性対男性という構図を作りたいわけでもございません。寄席の変化の何かのきっかけの一つになれば、という思いで今回相談させていただいた」と説明した。

 開催に当たっては、「特別興行という形にしないでほしいとお願いした」という桃花。

 その理由を、「女性が集まる興行というのを、一回ポッキリで終わるイベントにしてしまっては意味がない。なので、定席の中でこれをやらせていただくということを、一番にお願いしました。ですので、3000円で昼席から見られる。通販番組みたいになっちゃったけど、めちゃくちゃ安い。寄席の流れというのを全て楽しんでいただけるプログラムになっている」と笑顔でアピールした。

 将来的には、「女性の興行として定着し、なおかつ『桃組』ということがそんなに珍しくない。そういう時代になってくれたら、最終的な桃組の完成かな。そこまでは気を抜かず、先輩方の作ってくれた道がドーンとある中、脇道みたいなものですが、後輩も通れる道を私なりに作っていきたい」と話した。


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