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歌手の加山雄三が13日、埼玉・大宮ソニックシティで「加山雄三 祝!80歳 幸せだなぁ。若大将一夜限りの“全箇所”スペシャルライブ~BIGなスペシャルゲストが駆けつける!?~」の初日公演を行った。
全会場にさまざまなシークレットスペシャルゲストが出演するコンサートで、この日は歌手のさだまさしが登場。イベント前の囲み取材に、さだと共に参加した加山は、報道陣から「80歳にはとても見えない」と評されると、「どう見ても79歳だろ?」とニヤリ。「特別なことは何もやっていない。好きなことだけをやってる。例えば歌を歌うこと、絵を描くこと、よく飯を食うこと、そしてよく寝ること。全部やってるね」と語り、笑顔を見せた。
3カ月後には81歳を迎える加山。ライブで全国を巡るなど相変わらず精力的だが、「こんなバカどこにもいない。やらないと食べていけないから」と再び冗談。同コンサートでは、毎回変わるゲストの曲を「それぞれ覚えなきゃいけないのが大変」と頭を悩ませているようだったが、「80歳を超えても、こんなことができると証明してみせますので!」と力強く語った。
一方のさだも、「加山さんのお祝いを盛り上げるトップを切らせてもらい、とてもうれしい」と満面の笑み。加山には少年時代から憧れていたといい、「加山さんがいなければ、僕は歌手になっていませんし、そもそもギターを触っていませんから」と自身の原点となるエピソードも披露。「今年はいぬ年なので、加山さんの犬と呼んでください。ワン!」と笑わせた。
ステージでは、自身のヒット曲「案山子(かかし)」を加山とデュエットで披露。改めて加山の印象を問われたさだは、「80歳でこれだけ現役でバリバリやって、みんなに愛されてるって、あり得ない。これは一大事ですよ」と尊敬の思いを並べ、これには加山も「分かったから!」と照れていた。