浅野忠信がハリウッド映画で大役　「ここに来れたんだなって感動しました」

　「監督があれこれ熱く注文してくると、テイラーが通訳してくれた。英語を英語で通訳する面白い環境だった」と話し、場を沸かせた（左から）浅野忠信、テイラー・キッチュ、ピーター・バーグ監督　(c)KYODONEWS

　映画「バトルシップ」大ヒット祈願出航式が31日、東京都内で行われ、浅野忠信、テイラー・キッチュ、ピーター・バーグ監督が出席した。

　同映画は、太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いを未曽有のスケールで描くアクション超大作。ユニバーサル映画の100周年記念作品でもあり、全世界に先駆けて日本で先行公開される。

　主人公アレックスを演じるテイラー・キッチュは「もともと親しかった監督と共同で仕事ができるということで、話を聞いて飛び付きました」と主役に抜てきされたときの感想を話した。

　アレックスのライバルであり、主役級の日本の自衛艦の艦長・ナガタ役を演じる浅野は「今回大きな役を頂いて、アメリカで仕事をさせてもらう上で、すごく大きなものになりました。ここにいることが奇跡という感じです」と、現在の心境を語った。

　また「僕は小さいころからユニバーサルの作品で育ってきました。11歳のころ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を親に頼んで、ビデオを手に入れてもらって死ぬほど見た。今回（ハリウッドで）ここで撮っていたんだよ、といろいろ紹介してもらって。僕はただ見ているだけじゃなくて、ここに来れたんだなって感動しました」と、俳優としての熱い思いも明かした。

　同映画は、４月13日からTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。