佐村河内守氏、ゴーストライター新垣氏の発言を否定 「名誉毀損で訴えます」

2014年3月7日 / 16:20

 髪を切りサングラスを外して謝罪会見に臨んだ佐村河内守氏

 ゴーストライター騒動の渦中にある佐村河内守氏が7日、東京都内で謝罪会見を行った。

 会見では新たに発行された診断書のコピーが配布され、佐村河内氏は「現在は平均聴力レベルが通常の半分の数値の“感音性難聴”」と発表。「聴覚障害に該当しない」と診断されたため、障害者手帳も返納したという。会見は手話通訳を伴って行われた。

 関係者の名前を読み上げて「深くおわび申し上げます。天地神明に誓ってうそ偽りなく真実をお話しします」と誓った佐村河内氏。だが先月の会見で18年間にわたって同氏のゴーストライターを務めていたと公表した新垣隆氏の発言の一部について否定し「見解の違う部分は名誉毀損(きそん)で訴えます」と言い切った。

 「2人だけの秘密で行われてきた18年間。なぜこのタイミングで暴露するに至ったのかが私個人にとっては大きな疑問」とし「もうこんなことはやめにしましょうと何度も言ってきた」という新垣氏の発言は「うそです。私に対しての批判の記事が載った後、私の家に来て“やめましょう”と言ったのが18年間でただの一度。最近のことです」と語った。

 また「すでに弁護士は内定しています。来週にも面会します」とし「弁護士を通して、どのような対応をするかまではまだ分かっていません。今回の騒動の根源、一番悪いのは私です。でも違うことは違うと訴えたい」と強気の姿勢を見せた。

 佐村河内氏は「私のテレビ出演は本日をもって最後とさせていただきます」と語った。長髪をばっさり切り、サングラスも外して臨んだ佐村河内氏は「(サングラスは)掛けてくるとしかられると思ったので。髪は元美容師だった妻に切ってもらいました」と明かした。会見は約2時間40分に及んだが、最後まで報道陣からの質問が途切れることはなかった。


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