吉永小百合「凍ったまま1年を過ごした」 日刊スポーツ映画大賞・主演女優賞

2012年12月28日 / 19:57

 「まだ私自身“解凍中”」と語った吉永小百合

 第25回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の授賞式が28日、東京都内で行われ、吉永小百合が『北のカナリアたち』で主演女優賞を受賞した。

 教師役の演技で12年ぶり3度目の受賞となった吉永は「大変うれしいです。でも、これは、みんなで作り上げた作品です。阪本(順治)監督、そして厳しい自然の中で私たちを一番叱咤(しった)激励してくださいました(撮影の)木村大作さん、ありがとうございます」とスタッフやキャストへの感謝を述べた。

 吉永は、極寒の北海道の礼文島と利尻島で行われた撮影を「冷凍庫にずっと入っているようでした」と振り返り「まだ私自身“解凍中”。凍ったままあれから1年を過ごして今少しずつ解凍している最中です」と語って笑いを誘った。

 また、共演した宮崎あおいがプレゼンターとして登場し、吉永が撮影の合間にシャドーボクシングをしていたエピソードを披露。「優しくて、そして何よりもチャーミングな方。すごく好きになりました」と語ると、花束の贈呈役を務めた渡哲也も「美貌だけでなく人として美しい」と吉永に熱いまなざしを向けた。


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