俳優の小林すすむさん、58歳で死去 ヒップアップで人気を集め、俳優に転進

2012年5月17日 / 12:37

 「踊る大捜査線」や「花より男子」シリーズの名脇役として活躍した俳優の小林すすむさん(本名・小林進=こばやし・すすむ)が16日午後10時45分、スキルス性胃がんと肝硬変のため、東京都三鷹市の病院で死去した。58歳だった。葬儀は近親者のみで行う。喪主は妻昭子(あきこ)さん。

 所属事務所によると、小林さんは数年前から病気を患い、入退院を繰り返していたという。今年2月、映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」の撮影終了後、病院で「余命2~3週間」の診断を受け入院していた。

 16日午後9時頃、容体が急変し危篤状態となり、最期は家族と関係者らにみとられた。

 1977年、23歳だった小林さんは、島崎俊郎、川上泰生とお笑いトリオ「ヒップアップ」を結成。漫才ブームが巻き起こった80年代、バラエティー番組「オレたちひょうきん族」などに出演し、人気を集めた。

 90年代からは俳優に転身。ドラマ「ロングバケーション」や「花より男子」などで脇役ながら存在感のある俳優として活躍。映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」が遺作となってしまった。


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