岩下志麻が映画館で初のトークショー 「岩下志麻という人生」出版記念

2012年4月2日 / 15:48

 「映画が人生のすべて。映画で燃え尽きたい」と語った岩下志麻 (c)KYODONEWS

 女優の岩下志麻が3月31日、東京・池袋の新文芸坐で「岩下志麻という人生」(立花珠樹著、共同通信社刊)の出版記念トークショーに出席した。

 真っ赤なドレスで登場した岩下は、「映画館でのトークショーは生まれて初めて」と照れながらも、「『好人好日』で渋谷実監督から“喜劇の動作は三拍子”と教えていただいた。普段の私は四拍子なんですけど…」「『秋刀魚の味』に起用してくださった小津安二郎監督はテスト100回の人。先生から言われた“人間は悲しいときに悲しい顔をするんじゃないよ”という言葉が印象に残っている」など数々の秘話を披露した。

 また、撮影に入ると役に入り込んでしまうため、「極道の妻たち」の撮影時には、友人から掛かってきた電話に思わず「わてや」と出てしまい、驚かれたというエピソードなどで笑わせた。

 最後に「岩下志麻という人生」について、「デビューからの映画人生、そして自分なりの役作りの苦労やエピソードを語らせていただいた。ぜひお読みになってください」とアピールした。

 同劇場では、岩下の主演作23本の特集上映を4月10日まで行っている。


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