氷川きよし、亡き恩師に感謝と誓い 「詩は先生からのお手紙」

2015年6月5日 / 18:44

 (左から)竹川美子、城之内早苗、五木ひろし、叶弦大日本作曲家協会会長、喜多條忠日本作詩家協会会長、水前寺清子、氷川きよし、鳥羽一郎

 「日本作詩家協会 50周年祝賀会」が5日、東京都内で行われ、開演前の囲み取材に、歌手の水前寺清子、五木ひろし、鳥羽一郎、城之内早苗、氷川きよし、竹川美子ほかが出席した。

 五木は「私は常々歌というのはまず詩があって曲が生まれる。出来上がった作品が編曲され、それを歌う。そういう関係だと思っています。歌では詩が一番大きな割合を占めていると思います。これからもいい詩がたくさん生まれることを歌手として、作曲家の立場としても期待しています」と語った。

 祝賀会でプレゼンターを務める城之内は「新たな企画のスタートに参加させていただきうれしく思います。私は出身がおニャン子クラブで、デビュー30周年になります。演歌を歌わせていただいていますが、やっと演歌を歌っていいんだよと言ってもらっている気がして、とにかく楽しみです」と新たな挑戦に期待を寄せた。

 氷川のデビュー曲「箱根八里の半次郎」では、恩師の故・松井由利夫さんが日本作詩大賞を受賞しており、氷川は「20代のころは股旅物を歌わせていただいていましたが、本当の意味ではよく分かっていないところもありました。あと2年で40代になりますが、日本語の良さ、演歌の良さをひしひしと感じています。詩というのは先生からのお手紙だと思って心を込めて歌っていきたいと思います。これからも大事に歌わせていただきます」と決意を語った。


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