ロビン・シックの「ブラート・ラインズ」以来、約2年ぶりの快挙!12週目の米ビルボード・シングル・チャートNo.1獲得となった、マーク・ロンソン&ブルーノ・マーズの「アップタウン・ファンク」。
【グラミー賞】で華を飾った、3位のエド・シーランや、5位のリアーナ&カニエ、ポール・マッカートニー、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が大ヒット中のエリー・ゴールディング(4位)と、6位のザ・ウィークエンド、そして視聴回数が2億5000万回を突破した、2位のマルーン5「シュガー」。クレジットをみても、誰が首位に到達してもおかしくはない強豪が揃う中で、いまだトップを独走する「アップタウン・ファンク」は、すでに現時点で、2015年度のNo.1に立ったともいえる大ヒットを記録している。
そのマーク・ロンソン、この「アップタウン・ファンク」が日本でも徐々に浸透しはじめ、ショップやクラブでもヘヴィプレイされるようになったタイミングを受けて、ついに今週、来日を果たした。24日には、東京・代官山UNITにて、プレミアムDJイベントを開催、フロアを超満員にし、盛り上げた。
次週、13週目のNo.1マークを狙うマーク・ロンソン&ブルーノ・マーズだが、下から徐々に追い上げているのが、新旧のラッパー陣。まず、先週デビュー曲にして初のTOP10入りを果たした、フェティ・ワップの「トラップ・クイーン」が8位にアップ。9位には、久々のTOP10入りを果たしたばかりの最強タッグ、ピットブル&ニーヨの「タイム・オブ・アワー・ライヴス」が続き、今週、TOP10入りを果たしたのがフロー・ライダーの「GDFR」で、ラッパーたちのニュー・シングルがTOP10内を荒らしはじめている。
フロー・ライダーは2007年、「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」でデビューし、デビュー曲でNo.1獲得と同時に年間首位(2008年)も獲得した、ラッパー界のシンデレラボーイ。当初は誰もが1発屋だと予想していたが、2ndアルバムからの先行シングル、「ライト・ラウンド」(2009年)がNo.1をマークし、3rdシングル「シュガー」も5位の大ヒット。2012年リリースの4thアルバム『ワイルド・ワンズ』からは、3曲のTOP10ヒットと「情熱のホイッスル」がNo.1を獲得する大ヒットを記録し、今や次世代を代表するラッパーに出世している。
この「GDFR」は、4月にリリースされるミニアルバム『マイ・ハウス』からのリード曲で、スポーツ専門チャンネル「ESPN」のNBA中継キャンペーンソングに起用されていることで、話題を呼んだ。フロー・ライダーにとって、通算10曲目のTOP10入りとなる。
さらにラッパー界からは、61位の「キング・クンタ」をはじめ、100位までに6曲のニュー・エントリーを送り込んだ、ケンドリック・ラマーが今週のアルバム・チャート、No.1デビューを飾っている。初動30万枚を突破した本作、ローリング・ストーン誌でも大絶賛されている傑作だ。