ももクロZが映画『幕が上がる』完成試写イベント 全国127の映画館を回る前代未聞の“舞台挨拶”も発表

2015年1月28日 / 11:15

 ももいろクローバーZが1月27日、新宿バルト9にて映画『幕が上がる』の完成披露試写イベントを実施した。

 『幕が上がる』は2012年に平田オリザが発表した同名小説を原作に、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行が監督、ももクロのメンバーが主演をつとめた長編映画で、2月28日(土)より全国にてロードショーが行われる。

 ファンに向けた完成披露試写会に続いて行われたこのイベントには、ももクロのメンバーに加えて本広克行監督、司会役にアナウンサーの三宅正治も登場。その2人も混じえて、いつもの“出欠確認”を終え、ひと段落したところで、それぞれ現在の心境を語った。まずは本広監督が「映画館もこんな感じになるんですね。」と集まったモノノフのカラフルな服装に驚きつつ、「メンバーも頑張ってるので皆さんも是非映画を広めてください。」と観客にお願いした。

 監督に続いて感想を聞かれたリーダーの百田夏菜子は「初めてのことだらけで、撮影でも慣れないことばかりだったんですけど、一所懸命頑張りました。」と述べつつ、「ライブとも違う舞台挨拶の雰囲気に慣れず…どうしたらいいか分からないんですけど(笑)、是非映画を広めて下さい。」とやや緊張した様子ではにかみつつ心境を伝えた。

 玉井詩織は「監督がクランクアップした時に“お客さんに見てもらって映画は完成する”と言っていたので、公開まではまだ日にちがあるんですけど、こうやって皆さんに見てもらえて嬉しいです。」と試写会までこぎ着けた喜びを語った。

 高城れには「本当に楽しくて愛情のあふれる現場で撮った作品なので一人でも多くの人に見てほしい気持ちもあるし、普段の笑顔の私たちとは違う、笑顔以外の私たちも皆さんに発見して貰えたらいいなと思います。」と作品に掛ける思いを語った。

 有安杏果は「今日はやっぱりみんなと近くていいね!」とファンの詰めかけた会場に呼びかけつつ「これが全然カラフルじゃない(モノノフじゃない)お客さんとかも見てくれるのかなと思うと不安でまだ怖いんですけど、みなさん大丈夫ですかね?」と心配症な一面を見せ、ファンも大きな声援を送った。

 佐々木彩夏が「去年の夏に撮影していて、“2月なんてまだまだだな”と思っていたらあっという間に公開になってびっくりしてるんですけど。」と感想を述べた場面では、その横で百田と玉井が遊び出し「聞いてる人の話?!」と佐々木がつっこむ一幕も。それでも気持ちを切り替え「今日は短い時間ですけど楽しい時間にしましょう!」とイベントへの思いを伝えた。

 ひと通りメンバーが感想を言い終えると、シークレット・ゲストとしてニューヨーク・ヤンキース投手、田中将大選手も登場。ファンに紛れて客席で観ていたというアナウンスに会場からも大きなどよめきが起きる中、本当に客席の中から現れた田中選手にメンバーも「ちょっと待って!」「何やってんの?」と総ツッコミ。「上映する前にサッと入って映画を観ていた。」と話すマーくんは「日頃は全然映画は見ないんですけど、自然とストーリーに惹きこまれて、自分の高校時代を思い出したりしながら楽しんで観ることができました。」と感想を述べた。

 その後、田中選手によって全国127の映画館でももクロメンバーが舞台挨拶を行うことも発表。主演俳優が全館127館を回るのは史上初。その総移動距離は約50,000km、地球一周に匹敵する距離と伝えられてメンバーも驚きを隠せない様子ながら、高城が「沖縄は誰が行くの?!」と質問するなど本人たちも楽しみな様子だった。メンバーが訪れる映画館は現在『幕が上がる』WEBサイトにて公開中だ。

 映画のワンシーンになぞらえ玉井が「行くぞ!全国ー!!」と気合を入れた後、イベントの最後は高城の挨拶で締め。「この『幕が上がる』は私たちの100%を出しきった映画なんです。だから残りの20%は皆さんの愛で埋めて欲しいし、この映画は私たちだけじゃなくて、監督やスタッフさんの愛がたくさん詰まった映画なので、監督は自分がモノノフじゃないと認めないけど、モノノフなら分かる裏ストーリーも入っていて、“全高城が泣いた”(笑)。だからモノノフの人は最低でも5回は見て欲しいし、モノノフじゃない人にも見て欲しいので、ここにいる人たちは最低でも10人に映画を薦めて下さい!私たちもここから全国に飛び出して『幕が上がる』を沢山の人に広めて行けるよう頑張ります!」と熱のこもった挨拶で魅せた。映画『幕が上がる』の公開まで残り一月。あなたの街の映画館にもももクロが来るのか、是非チェックしてみよう。

◎『幕が上がる』WEBサイト
http://www.maku-daisakusen.jp/

◎映画情報
『幕が上がる』
2015年2月28日(土)全国公開
原作:平田オリザ著『幕が上がる』(講談社刊)
監督:本広克行(『踊る大捜査線』シリーズ)
脚本:喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』)
出演:百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏/ムロツヨシ、清水ミチコ、志賀廣太郎、黒木華
製作:「幕が上がる」製作委員会/制作プロダクション:ROBOT
配給:ティ・ジョイ/配給協力:東映


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