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ピエール中野が10月29日(水)に恵比寿リキッドルームにて、自身初のソロミニアルバムのレコ発イベント「Chaotic Vibes Live in Liquidroom」を開催した。
ピエール中野は凛として時雨における超絶ドラムプレイは言うまでもなく、最近ではGLAY、ももいろクローバーZ、星野源のレコーディングにも参加。更に、星野源ではMusicVideoにも出演、さらにDJとしても数々のフェスやイベントで観客を沸かせ、その才能を大いに発揮している。また、先日自身初のソロミニアルバムをリリース、この日のイベント「Chaotic Vibes Live in Liquidroom」は同作のレコ発イベントであった。
開場と共に今回初出演のDJニコルと、ピエール中野がDJタイムで開演までの間を盛り上げると、ピエール中野がステージに移動し「47都道府県ドラムを叩いて回るツアー」でも披露されたドラムソロ企画からイベントはスタート。
自身のバンド、凛として時雨の楽曲「Telecastic fake show」や、「replica」に合わせて激しくドラムを演奏すると、この日事前にTwitterで演奏すると公言していたBiSの「nerve」に合わせてドラムを披露。続いて、童謡「どんぐりころころ」に合わせてドラムを叩くと会場からも笑いが。さらに凛として時雨の楽曲を数曲プレイしたのち、最後に今回のソロミニアルバムでピエール中野のドラミング音源をagraphが再構築した楽曲「double pendulum」を生演奏するというパフォーマンスでドラムソロ企画を締めくくった。
ピエールの呼び込みのもと、ステージ上に164が登場。164がギターを、ピエール中野がドラムを担当し、ピエールがレコーディングに参加した楽曲「天ノ弱」、「ミスターデジャブ」、「heavenly blue」、「例えば、今此処に置かれた花に」など4曲を披露した。
ピエールがステージ上から去ると、バイブスオブ下ネタ系HIP HOPユニット・玉筋クールJ太郎の面々が映像で登場。毎回「ピエールナイト」のトリを飾ってきた玉筋クールJ太郎だが、今回は“フィルムギグ”と称し、お客さんのいないライブハウスでライブを行う模様を抑えたシュールなパフォーマンスで会場に熱いバイブスと笑いを届けた。
再度ピエール中野がステージ上に現れると、庄村聡泰([Alexandros])、松下マサナオ(ヤセイコレクティブ)も続いて登場。「自己紹介としてドラムソロを」とピエールが二人にリクエストをすると、挨拶代わりにそれぞれが激しいドラムソロパフォーマンスを披露。20人のドラマーが参加してレコーディングしたことで話題となった楽曲「Animus」の演奏に。
左右中央と3パートに分けられてレコーディングされたドラムパートを3人それぞれが担当。レコーディングでは最後にピエール中野によるドラムソロで締めくくられていたが、この日は3人によるドラムソロパフォーマンスの掛け合いで締めくくられ、観客を大いに盛り上げた。
イベントも後半に差し掛かると、予てから告知され話題となっていたこの日限りのスペシャルバンドとして、ボーカルに大森靖子、ギターに津野米咲(赤い公園)、ベースにミト(クラムボン)、キーボードに岩崎太整、そしてドラムにピエール中野という豪華&異色メンバーが登場。
ミニアルバムにも収録されたPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」のカヴァーをカオティックに人力で生披露。ベースがミトから井澤惇(LITE)に変わると、同じくPerfumeの「マカロニ」もこの日限りメンバーと生演奏アレンジで届けられた。
この日のオオトリを務めたのは、これまでも「ピエールナイト」などで数々のゲストとセッションを繰り広げてきたインプロビゼーションユニット、カオティック・スピードキング。ピエール中野(Dr)、takuto(Gt)、井澤惇(Ba)の3名が演奏を始めると、ゲストアーティストとしてKYONO(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS,WAGDUG FUTURISTIC UNITY,T.C.L)がボーカルとして登場。KYONOのシャウトに観客も歓声をあげると、ソロミニアルバムでレコーディングを行った楽曲「SORA」を初めてライブで披露。さらに、KYONOによるカオティック・スピードキングの演奏と掛けあわせてフリースタイルのようなインプロビゼーションが行われるという嬉しいサプライズも。
最後は、出演者9名による3ドラム、4ギター、ベース、キーボードというカオティックなアンサンブルと超絶プレイが会場全体を轟音で包み、イベントを締めくくった。
■ピエール中野 オフィシャルHP http://www.pinakano.jp/
■凛として時雨 オフィシャルHP http://www.sigure.jp/
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