Do As Infinity 15周年に伴都美子から大渡亮へ贈られた手紙

2014年10月14日 / 21:40

 デビュー15周年を迎えたDo As Infinity。10月13日“始まりの地”である渋谷公会堂にてアニバーサリーライブ【Do As Infinity 15th Anniversary ~Dive At It Limited Live 2014~】を開催した。

<伴 都美子(vo)産休明け初ワンマン 亀田誠治もゲスト参加>

 同公演は、伴 都美子(vo)の産休明け初となるワンマンライブでもあり、しかも渋谷公会堂。デビュー前に路上ライブを始めたDo As Infinityが、100回目記念の公演を開催し、その後も数々の伝説を生んでいった会場。言うならば、その名と音楽を日本中に響かせていくきっかけとなった“始まりの地”でのアニバーサリーライブとなっており、ファンクラブ限定公演でありながら超満員のオーディエンスが駆けつけた。

 ファンと共に作り上げたセットリストは、かゆいところに手の届く絶妙な内容となっており、伴 都美子が母になったからこそより強く深く沁みるようになった家族の歌「菜ノ花畑」(アコースティック仕様)や、宇宙の映像を大胆に取り入れた大作「科学の夜」から「夜鷹の夢」への流れ等は、Do Asのコアファンを歓喜させるに十分。ベーシストとしてゲスト参加した亀田誠治も、Do Asの2人に負けないぐらい楽しげに演奏を楽しんでいた。

<最高な誉れだね! 伴ちゃんのサプライズ、しかと受け取ったぜ>

 そんな見どころ聴きどころ満載の公演の中でもハイライトと言えたのは、ライブ終盤。サプライズで伴 都美子が手紙を贈ったシーンだ。宛先は、15年間にわたって彼女の隣でギターを弾き続けたパートナーであり、盟友の大渡 亮(g)。その内容は以下の通り。

 「亮くんへ。今までこうして手紙を書いたことはないので少々照れますが、15周年の節目記念ということで書くことにしました。99年の6月、私たちは初めてスタジオで会いましたね。あれから15年。こうして今も一緒にステージに立っていることを当時想像できたでしょうか。「はじめまして」で始まったDo As Infinity。私たちを待っていたのは路上ライブにレコーディング、撮影、インタビュー、ラジオ収録等、たくさんのものを同時進行でこなす、正に怒涛のような日々でした。

 戸惑う余裕もなく、周りの大人についていくのがやっとだったド素人の私は、ライブをやってもMCもできない、ラジオやインタビューでもちっともまともに喋れない、音楽的経験/知識も皆無、さらには亮くんのボケも拾えない。全くのダメダメな私の隣で亮くんが抱える葛藤や憤り、ジレンマは相当だったことでしょう。15年経った今、それが減ったかどうかは亮くんにしか分からないことだけど、Do As Infinityは亮くんがいるから成立しています。振り返ってどう考えてみても……感謝の気持ちしかありません。

 いつもありがとう。この15年の全部が尊いね。私にとってDo Asは奇跡を形にしたような、大切な宝物です。今までの自分たちを裏切らない為にも、これからも頑張ろうね。長くなったけど、16年目もよろしく。最後に、健康第一です。体には十分気をつけましょう。2014年10月13日 Do As Infinity 伴 都美子」

 この手紙を受け、大渡 亮は「嬉しいね。やばい、途中でちょっと(泣かないように)頑張るところがあったけど……伴ちゃんが言ってた葛藤とか思い出してさ、ちょっとウルっと来ちゃったよ。本当あれだね、15年は一瞬ではなく、本当に一個一個の積み重ねで、この15年があるっていうね。皆さんと歴史を噛み締められるような、最高な誉れだね! 伴ちゃんのサプライズ、しかと受け取ったぜ。そしてこれから16年、17年と頑張っていきます! すごいモチベーションになっちゃった!」と大喜び。そして「みんなもよかったら俺たちとずっと一緒に歩んでいこう!」と告げた。 

<Do Asの爆発力 可能性はまさしくInfinity=無限大>

 10か月ぶりの再始動でありながら、そのブランクを感じさせないボーカルとバンドサウンドの爆発力は、ロックフリークをはじめとしたあらゆるリスナーに体感してほしいと願うレベルだったし、新旧取り入れた楽曲群自体にもそれは言えた。年末には【Do As Infinity 15th Anniversary – End Of The Year’14 -】を開催し、16年目も走り続けていくDo As Infinityだが、この先より多くの人々に愛される存在になっていく可能性は、まさしくInfinity=無限大。この日にライブ初披露された、12月10日リリースの新曲「Mysterious Magic」(テレビ東京系アニメ『フェアリーテイル』オープニング曲)にもぜひ注目してほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄

◎ツアー【Do As Infinity 15th Anniversary – End Of The Year’14 -】
12月21日(日)名古屋ボトムライン
12月23日(火・祝)大阪BIG CAT
12月27日(土)恵比寿ガーデンホール


音楽ニュースMUSIC NEWS

lynch. 、『FIERCE-EP』6/26発売決定 ツアーも2024年7月からスタート

J-POP2024年4月26日

 lynch.の新作『FIERCE-EP』が6月26日に発売されることが決定した。  本作は前作『REBORN』以来1年3か月振りのリリースとなる。アーティストビジュアルも本日公開となった。  タイトルにもある“FIERCE”は直訳すると激 … 続きを読む

折坂悠太、ニューアルバム『呪文』6月リリース&全国8都市で【呪文ツアー】

J-POP2024年4月26日

 折坂悠太が、2024年6月26日にニューアルバム『呪文』をリリースする。  2年8か月ぶり、4枚目のアルバムとなる今作は、内省的なコンセプトを持った前作『心理』と比べ、風通しの良いサウンドスケープ、日常を反芻し、今の現在地を見定めるような … 続きを読む

Aぇ! group、デビューシングル「《A》BEGINNING」MVの“ソロシーン&バンドバージョン”公開

J-POP2024年4月26日

 Aぇ! groupが、デビューシングル「《A》BEGINNING」の“MV Solo Scene & Band Ver.”を公開した。  新曲「《A》BEGINNING」は、2024年5月15日にリリースとなるデビューシングルのタ … 続きを読む

ODD Foot Works、今年2回目となる自主企画イベント【TOKYO INV.】開催

J-POP2024年4月26日

 ODD Foot Worksが、2024年6月21日に今年2回目となる主催シリーズイベント【TOKYO INV.】を東京・SHIBUYA Spotify O-nestにて開催する。  【TOKYO INV.】は、ODD Foot Work … 続きを読む

NewJeans、ニューシングル『How Sweet』ジャケット公開

J-POP2024年4月26日

 NewJeansが、2024年5月24日にリリースとなるニューシングル『How Sweet』のジャケット写真を公開した。  今作には、タイトル曲「How Sweet」と「Bubble Gum」、そして各曲のインストゥルメンタル音源の計4曲 … 続きを読む

Willfriends

page top