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U2の13枚目となるスタジオアルバム『ソングス・オブ・イノセンス』フィジカル盤のジャケット写真が発表された。
U2が11曲の新録曲を収録したニュースタジオアルバム『ソングス・オブ・イノセンス』。現在全世界のiTunesユーザーに向けた無料DLが話題となっているが、そのアルバムのフィジカル盤のジャケット写真がこのたび公開された。
『ソングス・オブ・イノセンス』はここ最近の作品の中で最もパーソナルな作品であり、バンドの70年代ロック、パンク・ロック、そして80年代初期のエレクトロニカ、アンビエント・ミュージックからの影響を示すと共に、バンドがどうやって、そしてどうしてこのように進んでいったかに対して洞察を与える作品である。
また、このアルバムは故郷、家族、関係性や発見などをテーマとしており、ダブリン、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスでレコーディングが行われた。デンジャー・マウスに加え、ポール・エプワース、ライアン・テダー、デクラン・ガフニー、そしてフラッドがプロデュースを手掛けている。
今回公開されたビジュアルは、まさに「最もパーソナルな作品」というにふさわしい新曲たちと、そのインスピレーションの元となったダブリンにおけるU2の少年時代を反映したものとなっている。
グレン・ラチフォードによるこの写真では、U2のドラマー、ラリー・マレン・ジュニアが彼の18歳の息子を守るように抱きしめている。まるで、U2のアイコニックなデビュー作『ボーイ』やその4年後にリリースされた『WAR(闘)』と共鳴し合うようである。(※『ボーイ』と『WAR(闘)』にはボノが育ったシダーウッド・ロード時代からの友人グッギの弟ピーター・ローウェンの顔がフィーチャーされている)
「『ソングス・オブ・イノセンス』は僕等が制作したアルバムの中で最も私的な作品になっている。この作品を通じて、僕等は本質的なものを探しだし、そしてすべてをむき出しにしている」とボノは語る。
このジャケット写真における“父と息子”、つまりは親と子の唯一無二の関係性というアイディアはバンド自身によるもの。このラリーとその息子による撮影は当初は非常に実験的なものではあったが、全員がこのアルバムのビジュアル的な象徴として気に入っている。
このアルバムを聴いたのであれば、このビジュアルイメージの中に「他の人を抱きしめること」よりも「自身の純真さを抱き続けること」がどれだけ難しいかというテーマを垣間見ることができるであろう。
アルバム『ソングス・オブ・イノセンス』(国内盤)
2014年10月22日発売予定
【通常盤】
UICI-1136/¥2,450+税
【デラックス盤】(CD2枚組)
UICI-1134/45/¥3,000+税
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