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マルーン5の5thアルバム『V(ファイヴ)』が、164,000枚を獲得してNo.1デビューを果たした、9月20日付アルバムチャート。
初動222,000枚を売り上げた前作『オーヴァーエクスポーズド』から4曲のTOP10ヒットが生まれ、大ヒットに至ったのも記憶に新しいが、その勢い衰えることなくリリースされた本作で、5作連続のTOP10入り、そして2007年の2ndアルバム『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』以来、約7年ぶりとなるNo.1獲得を果たした。
アルバムからの先行シングル、「マップス」(今週9位)のヒットに、メディアの露出やフェスの出演など、精力的にプロモーションを行ったことで高セールスをマーク。「ディス・ラヴ」などのヒット曲を輩出したデビュー作『ソングス・アバウト・ジェーン』から10周年目となる今年、未だ衰えぬ人気をみせつけた。UKやオーストラリアをはじめとする7か国以上でTOP10入りを果たし、シングル「マップス」も、カナダで首位、すでに10ヶ国以上でTOP10入りを果たしている。
続いて2位に、ジージーの『シーン・イット・オール』は初登場。こちらも121,000枚と高セールスを記録し、No.1を獲得していてもおかしくない数字をたたき出した。聴きなれないかもしれないが、ラッパーの“ヤング・ジージー”といえばお解かりいただけるだろう。自身6作目となるスタジオアルバムで、5作連続のTOP3入り、R&Bチャートでは5作目のNo.1獲得を果たした。アルバムには、ジェイ・Z、エイコン、リック・ロスといった大物が参加し、タイトル曲をはじめ、コアファンにも評価の高い仕上がりになっている。
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの1984年作『レジェンド』が再びチャートイン、グーグルプレイストアでセールを行ったことで、5位にデビューした。ジャケットをみれば誰しも見覚えのある本作、レゲエアルバムとしては歴代最高売上をマークしたベスト盤で、「ノーウーマン・ノークライ」や「クッド・ユー・ビー・ラヴ」といった代表曲が散りばめられている。一家に一枚、常備しておきたい1枚だ。
ロックバンド、カウンティング・クロウズの新作『サムウェア・アンダー・ワンダーランド』は続く6位に初登場、初動枚数32,000枚を獲得した。1993年のデビューから20年、通算6作目となるスタジオアルバムで、全米だけで700万枚をセールスしたデビュー作『オーガスト・アンド・エヴリシング・アフター』から、全作がTOP10入りを果たしたことになる(うち1作がNo.1)。
今週末(13日)、いよいよ日本でも公開される映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラ盤は、新作ラッシュの中、再び3位に浮上、映画に続く大ヒットを記録している。これまでの歴代興行成績の記録を塗り替え、公開4週目でランキングの首位に返り咲き、3億ドルを突破する勢いをみせている。日本では、ドラえもんの『スタンド・バイ・ミー』がV5を達成している最中、本作の公開により、その記録を打ち破るか、注目したい。
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