KANA-BOON、凱旋野外ワンマンで16,320人を動員!

2014年9月1日 / 00:00

KANA-BOONが8月30日、地元・大阪にて凱旋ライブ「KANA-BOON野外ワンマン ヨイサヨイサのただいまつり! in 泉大津フェニックス」を開催。2時間にわたり全21曲を披露した。

今回の野外ワンマンは、毎年RUSH BALLが開催される会場、泉大津フェニックスで開催され、大阪が地元のKANA-BOONにとって、記念すべき凱旋公演。当初、1万人動員を目指していたこの公演、前売り券ですでに16,203枚に到達しており、当日券117枚を追加してトータル16,320人を動員。デビュー1年未満の新人バンドKANA-BOONが前代未聞の凱旋野外ワンマンライブとなった。

開演までの間、ライブ以外も楽しむことができるよう、メンバープロデュースブース「わ・わ・わ なげたいな」「スーパーブーンすくい」なども考案、限定フードとして「古賀隼斗のたま古賀せんべい」や「KEBA-BOON」と名付けられた”ケバブ”が販売された。MATSURI STAGE(サブステージ)では、谷口鮪(Vo/Gt)がパーソナリティを務めるFM802「MUSIC FREAKS」の公開収録を実施。また、TADAIMA STAGE(メインステージ)では、MUSIC FREAKSで人気のコーナー「関西インディーズの輪」にちなんで、関西のアーティストの楽曲を中心にonion night!によるDJが披露され、開演前から観客を盛り上げた。

ライブ本編は2時間にわたり全21曲を披露。定刻を少し過ぎた頃、SEとしてソーラン節が鳴り響き、メンバーが一人ずつ登場、メジャーデビュー前から支持を誇る「A.oh!!」でライブの口火を切った。続けざまに「ワールド」や「MUSiC」といったキャッチーかつアップテンポなナンバーを繰り出し、序盤から会場のボルテージを一気に引き上げた。3曲を畳み掛けたところで谷口鮪(Vo/Gt)が「KANA-BOONです。すごい景色ですね。」と挨拶。「いつも通り、みんなの目をみてライブするので、みんなも僕たちの目を見てください」と伝え、「見たくないもの」「白夜」などの古賀隼斗(Gt)のギターテクニックが光る楽曲や、8月27日発売シングルのc/w「ロックンロールスター」を披露し、エモーショナルな様を見せつけた。

MCで谷口は「去年この会場でRUSH BALLのクロージングアクトを務めて、来年はメインステージに立つと宣言したんですが、なんと今日はワンマンです。」と噛み締めながら、攻めのセットリストであること宣言。「ミミック」や「ストラテジー」といった攻撃的なナンバーを投下。重厚なサウンドでフロアの熱気をピークへと導いたあと、日が落ちた泉大津フェニックスの会場でセンチメンタルに響く一曲、「夜をこえて」を熱唱した。その後、谷口は動員が16,320人であることを発表。自分たちがアマチュア時代からここまできたことを改めて噛み締めながら、「3年前に、こんな光景を思い浮かべて作った曲です。」と、「結晶星」を披露。観客もこの瞬間に立会っていることを喜び、彼らを祝福した。

中盤では「KANA-BOONは楽しいバンドというイメージが強いと思いますが、これも僕らの本質です。今、ちゃんと伝えたい音楽を聴いてほしくてリリースしました。その曲をやります」と、8月27日発売のNew Single「生きてゆく」を丁寧に歌い上げた。そして、「レピドシレン」「ウォーリーヒーロー」といったアッパーなメロディとメッセージ性の強い歌詞が印象的な楽曲が届けられていく。続いてのMCでは一変して、グッズを紹介するトークや、おなじみとなった古賀のモノマネで、和やかながら会場を盛り上げるMCを展開。

そして、ここからラストスパートへ。飯田祐馬(Ba)と小泉(Dr)による強靭なビートと、谷口と古賀の激しいギタープレイが複雑に絡み合った「盛者必衰の理、お断り」、「フルドライブ」とキラーチューンを投下、彼らのパフォーマンスにオーディエンスは拳を振り上げ、会場が激しく揺れ動く。本編ラストは、「ないものねだり」。定番となったコール&レスポンスパートでは、メンバーそれぞれが思い思いの言葉で観客と掛け合う。最後には谷口の「ただいま」コールに観客が「おかえり」で応え、大興奮の中、本編は終了した。

会場からのアンコールを受け、再びステージに戻ったKANA-BOONメンバー。「1.2. step to you」でアンコールが幕を開けると、「またひとつ夢が叶います。僕らとたくさんの人をつなぐ曲になると思います。」と、新曲「シルエット」を初披露。そしてラストには、「去年のRUSH BALLで、ライブ後にBGMとして流したら、みんなが帰らずに歌ってくれて。これだけの人にこんなに影響力のある楽曲なんだと改めて気付いた瞬間でした。だから今日はこの曲を最後にやろうと思います。この曲で歌っていることは、全部叶えられました。明日からまた新しい歴史をつくりたいと思います。」と語り、「眠れぬ森の君のため」を披露。アマチュア時代に彼らが思い描いていた夢が全てつまり、それらをこの1年足らずで全て実現した象徴的な楽曲でライブ締めくくった。すべての演目が終了したあと、会場には花火が打ち上げられ、感動的な雰囲気の中で地元での凱旋野外ワンマンは大団円を迎えた。

デビュー1年足らずで地元・大阪に錦を飾ったKANA-BOON。新曲も初披露し、この次はどのような夢を描き、実現させていくのか目が離せなさそうだ。

photo by バンリ / 高田梓

【セットリスト】
1.A.oh!!

2.ワールド

3.MUSiC

4.見たくないもの

5.白夜

6.クローン

7.ロックンロールスター

8.ミミック

9.ストラテジー

10.夜をこえて

11.結晶星

12.さくらのうた

13.生きてゆく

14.レピドシレン

15.ウォーリーヒーロー

16.盛者必衰の理、お断り

17.フルドライブ

18.ないものねだり

~ENCORE~

En1.1.2. step to you

En2.シルエット(新曲)

En3.眠れぬ森の君のため

シングル「生きてゆく」
発売中

【初回生産限定盤】(CD+DVD)

KSCL 2463-2464/¥1,500+税

※どうでもいいオマケ封入

【初回仕様限定盤】(CDのみ)

KSCL 2465 /¥1,165+税

※どうでもいいオマケ封入

<収録曲>

1. 生きてゆく

2. 日は落ち、また繰り返す

3. ロックンロールスター

<DVD収録内容>

「もぎもぎKANA-BOON」ダイジェスト


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