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NIGHTMAREのツアー『NIGHTMARE TOUR 2014「TO BE OR NOT TO BE:That is the Question.」』が6月15日、東京国際フォーラム ホールAにて最終公演を迎えた。
3月にリリースされたアルバム“TO BE OR NOT TO BE”を引っさげた本ツアーは4月から全国で敢行され、全20公演。最終日を迎えたこの日、メンバーと有終の美を飾るべく集まったファンたちで、会場は埋め尽くされていた。
暗転し、SEが流れ自然とクラップが起こる中、メンバーが一人ずつ登場。最後にYOMI(Vo)がステージに現れると、ファンたちは大歓声で5人を出迎えた。
まずはアルバムのアッパー・ロックチューン“Gallows”“TO BE OR NOT TO BE”“東京都羅刹区”や、“Dirty” “零-beyond the G.- ““Cherish”などの人気曲を立て続けに披露。RUKA(Dr)とNi~ya(Ba)のリズム隊が生み出す重厚感あるサウンドに、咲人(Gu)の突き抜けるギターソロ、柩(Gu)の妖艶でありキレもあるパフォーマンスが早くもファンのテンションを一気に上げていく。その度にヘドバンや折りたたみ、クラップが起こり、特に一体となってジャンプする際には会場全体が何度となく揺れた。かと思えば、“Melt into blue sky.” “Lulla[by≠bye] “といった悲恋歌では、ゆったりと体を揺らしながらメロディーに浸る。自分の中でリンクする気持ちや情景を思い浮かべているのが目に浮かぶようなほど、皆が聴き入っていた。
MCでは、YOMIが「ツアーファイナルということで気合を入れて、“一人ナイトメア”してきました」と5色に染まった襟足を披露。それぞれの色がメンバーのイメージカラーを表しているとのことで、柩に感想を聞くと「好きだよ」とセクシーな返答が。会場からは黄色い声が飛び交うなど終始和やかな雰囲気だ。
終盤はアルバム中の“ドラスティカ”“極上脳震煉獄・弌式”“L.L.B”と続き、ラストは初のインスト曲である“KENKA DRIVE”で本編終了。圧倒的なパフォーマンスで挑発するメンバーと、それに勝るとも劣らぬ勢いでかかっていくファンとの“攻防”には幾度となく脱帽させられた。
間髪いれず起こった盛大なアンコールに応え、赤のシックな衣装に身を包んだメンバーが再びステージに。6月25日の新曲“TABOO”の新衣装であることを伝えると会場からは大歓声が上がり、さっそく新曲を披露。今後のライブで温められていくであろう本曲に、ファンもそれぞれのイメージを膨らませながら体を揺らしていた。MCではYOMIが、これまで周ってきたツアー会場で印象に残っている箇所をメンバーに聞いた。怪我やステージからの落下といったハプニングもありつつ、今日を迎えたことにそれぞれが感慨深い様子。彼ららしいアットホームなやり取りの中ツアーを振り返っていた。
そして、いよいよクライマックスは“ジャイアニズム碌”“ジャイアニズム死”“My name is “SCUM””と披露し、とんでもない熱気が会場全体を包み込む。有り余っている以上の力をメンバーとファンがぶつけ合い、最高潮のボルテージでファイナルを迎えた。
「東京、ありがとうー!!」全22曲2時間半の公演は、メンバーとファンとの固い絆を垣間見るには十分な内容だった。そして、その絆はこれからも変わらず強く、紡がれていくことだろう。メンバーが去った後の会場には、そんな未来まで思わず連想してしまうほどの熱が、ずっと残り続けていた。
文:矢作綾加
シングル「TABOO」
発売中
【A type】(CD+DVD)
YICQ-10347/B/¥1,800+税
<収録曲>
1. TABOO
2. 愛憎ロンド
<DVD収録内容>
「TABOO」PV
「TABOO」PV making
【B type】(CD+DVD)
YICQ-10348/B/¥1,800+税
<収録曲>
1. TABOO
2. 愛憎ロンド
<DVD収録内容>
「愛憎ロンド」PV
「愛憎ロンド」PV making
【C type】(CD only)
YICQ-10349/¥1,200+税
<収録曲>
1. TABOO
2. 愛憎ロンド
3. SUPER BOOGER MAN
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