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カントリーシンガー、キース・アーバンの8枚目のスタジオアルバム『フューズ』がNo.1デビューを果たした9月28日付アルバムチャート。
初動枚数10万枚をセールスし、カントリー・アルバムチャートでも同時にNo.1を獲得した『フューズ』。Billboard200では、2009年にリリースされた『ディファイング・グラヴィティ』に続く2作目の首位獲得で、TOP10入りは2004年に3位をマークした『ビー・ヒアー』以降、5作連続のランクインとなった。2010年リリースの前作『ゲット・クローザー』から約3年ぶりとなる復帰作で、リリース週にNBCの「トゥデイ」やABCの「ジミー・キンメル・ライブ」など、人気の音楽チャンネルに積極的に出演し、プロモーションを図ったことがセールスにも大きく影響したようだ。また、昨年の「アメリカン・アイドル」の審査員を務め、マライア・キャリーとニッキー・ミナージュの大喧嘩の“板挟み”役となったことも話題を呼び、改めてその名を広めたこともヒットの要因だろう。
僅差で2位となったが、こちらも約10万枚をセールスしてデビューとなったのが、ザ・ウィークエンドのデビューアルバム『キッスランド』。2年前にインターネットでミックステープを発表し、すぐさま各メディアで話題をさらった大型新人ソウルシンガーで、独自のサウンドセンスが多くの反響をよんでいる。本作には、ラッパーのドレイクや、今年「ブラード・ラインズ」を大ヒットさせたファレルも参加している。
3位はラッパーの2チェインズの『B.O.a.T.S. 2# Metime』がランクイン。ファレルと共作した先行シングル「フェッズ・ウォッチング」がヒットを記録し、その影響を受けて好調な滑り出しとなった。本作は2枚目のスタジオアルバムで、昨年リリースされたデビュー作『ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー』のNo.1には届かなかったが、ラップチャートでは首位、R&Bチャートでも2位と検討した。アルバムには、ファレルのほか、リル・ウェインやドレイクといった人気ラッパーに加え、ブラック・アイド・ピーズのファーギー等が参加している。
4位にアップしたルーク・ブライアンの『クラッシュ・マイ・パーティー』は、間もなくミリオン認定となる。ルーク・ブライアンを挟んで、5位から7位までも初登場。5位には、ジャネール・モネイの2ndアルバム『ジ・エレクトリック・レイディ』がランクインした。2010年のデビューアルバム『ジ・アーチアンドロイド』が17位だったのに対し、今作ではTOP5入りを果たすという快挙を成し遂げたジャネール。昨年、全世界で大ヒットを記録した、FUN.の「ウィー・アー・ヤング」にゲストヴォーカルとしてクレジットされたことで人気を集め、自身の作品にも注目されたことが、ヒットの要因だろう。70年代風のキュートなジャケット写真や、個性的なナンバーが光る素晴らしい作品で、ゲストにはプリンスやエリカ・バドゥ、ビヨンセの妹ソランジュや、グラミー受賞シンガーのミゲルといった、らしい面々が参加している。
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