BiS 国内最大アイドルfesで大トリ 人気アイドル&ヲタ全員とエビ反り

2013年7月30日 / 00:15

 全裸や坊主を厭わず、オリコン週間ランキング6位(http://bit.ly/12zDPm6)を記録した異端児的アイドルグループ BiS。7月27日と28日 お台場地区各所で開催された国内最大のアイドルフェス【TOKYO IDOL FESTIVAL 2013】へ参戦し、まさかの大トリを務めた。

<事件01.炎天下のお台場、朝から浴衣姿で大騒ぎ>

 毎夏恒例、日本中の人気アイドルが一同に会す同フェス(以下TIF)。昨年は禁じ手連発で爪痕を残した(http://bit.ly/MKny3Z)BiSだが、今年は新メンバー3人と炎天下のお台場合衆国ステージへ浴衣姿で登場し、朝から異様にテンションの高いファンたちとキラーチューン「nerve」で大はしゃぎ。幸先の良いスタートを切る。

<事件02.後藤まりこの常識逸するアクトに応戦!?>

 しかし、昼過ぎ、同じく野外ステージのSMILE GARDEN。BiSの出番直前にバンド時代から無数の伝説を残している後藤まりこが、BiSのトレードマークでもあるバットを「おまえらにケツバット♪」と客席へ放り投げたり、ライブエリア外まで闊歩しながら歌ったり、ヲタの頭上を練り歩いたり、イントレをパンティー丸出しでよじ登り、太陽に照らされながら無邪気な笑顔を覗かせたりと、涙を誘うほどに振り切れたアクトを展開する。

 これでTIFの異端児的ポジションをかっさらわれる形になったBiSだが、何とか応戦したいと考えていたのだろうか。142cmの小さな殺し屋担当 テンテンは「わいは後藤まりこやぁぁ!」と叫び、歓声を浴びる。しかし危険を察したウイぽん(太鼓持ち担当)はすかさず「まりこ様、ごめんなさい!」と、出演者たちの楽屋がある湾岸スタジオに向かって謝罪。笑いを誘いつつ、エリアいっぱいの観客と共に灼熱ライブを楽しんだ。

<事件03.代表曲「nerve」が導いた奇跡>

 初日最後はZepp Tokyoで催された「IDOL CLUB NIGHT」へ出演。直前にライブしていたグループの衣装がステージに放置されていたり、3曲分の尺しかない等のハプニング/ハンデはあったものの、この日最大規模のエビ反り(「nerve」における両腕と片足を振り上げて踊る振り付け)が目前に広がる等、感動的な一体感を生んでみせた。しかしこの曲、翌日には更に圧倒的な光景を生むことになる。

 TIF2日目。夕方のZepp Tokyoで単身アクトを行うことになったBiSは、前日に劣らずファンと共に熱い空間を創造。それは他の出演者の運営陣も唸るほどだったのだが、客席で観客同士の揉め事が起きてしまう。これに彼女たちは大きなショックを受けてしまい、舞台裏では感情を抑えきれないメンバーの姿も。それでもアイドルらしく笑顔を取り戻すと、急遽参加が決まった最後の見せ場 グランドフィナーレへ臨む。

 そこではTIF出演者たちが1曲ずつのアクトを展開。アップアップガールズ(仮)、アイドリング!!!等の人気アイドルたちによるキラーチューンが次々披露され、なんとBiSは大トリとして登場! 昨日から各ステージでパフォーマンスし続けてきた「nerve」での一発勝負を仕掛けると、ステージに他の出演者たちが揃って舞い戻り、各アイドルのファン含むみんなでエビ反りを繰り広げることとなった。

<今年のTIFは、解散を示唆するBiSにとって最後の出演だった>

 なお、BiSは、プー・ルイ(リーダー)の「解散のタイミング案とか、具体的な話が出てきている。あと何ヶ月かで終わるかもしれないんだ?って思ったら……」といった発言(http://bit.ly/1cl53hW)等、1年以内での解散を示唆しており、おそらくTIFへの出演は今年がラスト。常に異端扱いだったアイドルが、そのタイミングで国内最大アイドルフェスの大トリを飾ってみせた事実は、今後の彼女たち、そして音楽/アイドルシーンへと大きな影響を与えることだろう。

取材&テキスト:平賀哲雄
写真:真田礼(Studio-Novel)

◎ライブ【BiS SHELTER7days】
08月16日(金)~22日(木)下北沢SHELTER
16日(金)vs.LAST ALLIANCE
17日(土)vs.this is not a business
18日(日)vs.BELLRING少女ハート(OA.ナグリアイ、ソフテロ)
19日(月)vs.水曜日のカンパネラ、Especia、yucat
20日(火)vs.FUCK ON THE BEACH、THINK AGAIN
21日(水)vs.lyrical school、フジロッ久(仮)、the milky tangerine
22日(木)vs.撃鉄


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