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“親が子供に聴かせたくない曲”の殿堂入りも果たした、マックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」が2月16日付ビルボード全米シングルチャートで3週目の首位をキープ。言うほどお下劣ではないが、エロネタやビップへのひがみといった、ラップ勢らしいリリックからエアプレイはさほど強くないものの、セールスポイントは3週目にして、更に上昇中という快挙を達成した。
6週のナンバー・ワンに続き、今週も死守し続けるブルーノ・マーズの「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」が2位に続く。1月末の来日も大いに盛り上がり、日本のボディコンギャル達を魅了しまくってました。安定した上位2組に挑むのは、ジワジワとポイントを稼ぎ、ストリーミングが遂に1億を上回った、ウィル・アイ・アムとブリトニー・スピアーズによる「スクリーム&シャウト」。ブリちゃんにとっては7曲目のトップ3ヒットで、自身の「ギミ・モア」(こちらもトップ3ヒット)をサンプリングしている。この曲のイチ、魅せ所はその“ブリトニー・ビッチ”使いをうまくサビ終わりに組み込んだところで、丸刈り頭事件の無念も、この曲のヒットにより晴らせそう。
7位タイの「ビューティー・アンド・ア・ビート」がロングヒット中のジャスティン・ビーバーは、この曲のアコースティック版も収録された『ビリーヴ~アコースティック』が、今週のアルバムチャートで首位デビューを果たしている。ビーバー君とデートできちゃうこの曲のビデオはダウンロードすべし。時代の音をシフトチェンジさせている、エイサップ・ロッキーの「ファッキン・プロブレムズ」は先週初のトップ10入りを果たしてから、更にポイントを伸ばし今週8位まで上昇。ラップチャートでも断トツ人気でトップを独走中。
今週のトップ10入りは2曲。9位に潜り込んだのがピンクの「トライ」。姐さんにとってなんと、13曲目のトップ10ヒットで、2000年に初ランクインした「ゼア・ユー・ゴー」(7位)から13年目にして相変わらずの現役っぷりをみせつけた。入れ替わりがあまりにも激しく、そして残酷な米国の厳しいチャート激戦区の中、この記録は見事。
そして10位にはカルヴィン・ハリスが、11位に後退したリアーナと交代してランクイン。「ウィー・ファウンド・ラブ」のブレイクから1年越してもまだ熱、冷めやらずといったところで、昨年ヒットした「フィール・ソー・クロース」に続いて「スウィート・ナッシング」が英国のみならず、米国でもトップ10入りに。
10以内のメンツや楽曲を比較してみると、今週はさしずめエレポップVSヒップホップといったところか。
圏外からの有力候補は、先週紹介したマルーン5の「デイライト」やイマジン・ドラゴンズの「イッツ・タイム」、ケリー・クラークソンの「キャッチ・マイ・ブレス」といったポップ勢がジワジワきている。
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