1月18～20日 Zepp DiverCity TOKYOでスピードスターレコーズの20周年記念スペシャルライブが開催され、THE BACK HORNやORANGE RANGEなど豪華アーティストが初日ステージを熱く彩った。
＜SHEENA ＆ THE ROKKETS 「みんなに夢を贈るレコード会社よ」＞
UAによるアナウンスを経てスタートした初日公演では、昨年結成35年を迎えたSHEENA ＆ THE ROKKETSがトップバッターとして登場。鮎川誠（g,vo）、奈良敏博（b）、川島一秀（dr）の男性陣3人だけで「Oh No I’m Flash ホラフキイナズマ」を披露すると、今度は紅一点 シーナ（vo）を呼び込み、キンクス「You Really Got Me」のカバーを夫婦（鮎川とシーナ）で熱唱する。そして最後は「みんなに夢を贈るレコード会社よ」と、20年間共に歩んできたスピードスターへ賛辞をおくり、その言葉にピッタリな「ユー・メイ・ドリーム」を届けた。
＜AA＝ Pay money To my PainのKへ捧げる曲も披露＞
二番手を飾ったのは上田剛士のソロプロジェクト AA＝だ。TAKA（vo）、児島実（g）、金子ノブアキ（dr）と共に熱いパフォーマンスで観衆のボルテージを急上昇させると、2013年初ライブということでTAKESHI（b,vo）は「今日から俺たち、2013年バージョンです」と新曲「Lasts」も披露。沢尻エリカ主演の映画『ヘルタースケルター』エンディングテーマ「The Klock」など、ライブで盛り上がること必至のキラーチューンも惜しみなく連発していく。ラストは昨年末に急逝したPay money To my PainのK（vo）へ捧げる曲として、彼がボーカルとして参加していた「We’re not alone」を熱唱した。
＜ORANGE RANGE 「上海ハニー」などで歌って踊って大騒ぎ＞
続いて、昨年スピードスターに仲間入りしたORANGE RANGEは「おしゃれ番長」などで観衆のテンションを上げると、RYO（vo）の「スピードスターの成人式です。音楽に酔ってみましょうか。二日酔いになるくらい」という言葉から大ヒット曲「上海ハニー」へ。沖縄ではお祭り事の際に必ず踊るという“カチャーシー”ダンスを観客と共に踊りながら会場中にハッピーグルーブを撒き散らし、多くの笑顔を生み出していく。その後、昨年リリースしたアルバム『NEO POP STANDARD』収録曲や、骨太ロックナンバーを畳み掛け、惜しまれながらステージを後にした。
＜THE BACK HORN 「もっと素敵な年の取り方をしていきたい」＞
トリを務めたTHE BACK HORNは、ステージへ登場するやいなやインディーズ1stミニアルバム『何処へ行く』から「ピンクソーダ」を演奏。さらに、「カラス」「冬のミルク」と同ミニアルバムの収録曲が続き、驚きと興奮を隠せない様子のファンもいる中、松田晋二（dr）が「スピードスター20周年、本当におめでとうございます！」と口を開く。そして、「2001年のデビューから13年近くお世話になっているので、感謝の想いを込めて、スピードスターと出会うきっかけになった『何処へ行く』を再現します」と宣言。この粋な計らいにオーディエンスは大盛り上がり。菅波栄純（g）や岡峰光舟（b）もステージ上で大暴れしながら轟音を響かせた。
また、鳴りやまないアンコールに応える形で「無限の荒野」を披露するプレゼントも。最後に山田将司（vo）は、スピードスターへ向けて「これからもお互い、もっと素敵な年の取り方をしていきたいです」と語った。
photo by TEPPEI
◎【SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ～LIVE the SPEEDSTAR 20th～】1月18日（金）Zepp DiverCity TOKYO セットリスト：
＜SHEENA ＆ THE ROKKETS＞
01.Oh No I’m Flash ホラフキイナズマ
02.You Really Got Me
03.HAPPY HOUSE
04.Lemon Tea
05.ユー・メイ・ドリーム
＜AA＝＞
01.Loser
02.sTEP COde
03.Lasts
04.The Klock
05.GREED…
06.FREEDOM
07.We’re not alone
＜ORANGE RANGE＞
01.おしゃれ番長
02.サディスティックサマー
03.上海ハニー
04.Restart
05.Warning!!
06.GOD69
07.鬼ゴロシ
＜THE BACK HORN＞
01.ピンクソーダ
02.カラス
03.冬のミルク
04.魚雷
05.雨乞い
06.怪しき雲ゆき
07.晩秋
08.何処へ行く
En.無限の荒野