2012年の洋楽シーンを振り返る今回は、この夏、世界中で注目されたロンドンオリンピックのニュースから紹介。競技はもちろんだが、開会式・閉会式でどんなアーティストが出演し、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかこちらも世界の音楽ファンたちの間で話題となった。
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オリンピック閉会式にてパフォーマンスしたアーティストがチャート上位に
そのオリンピックの閉会式にも出演したワン・ダイレクションは今年最も勢いを見せた男性グループだろう。「リヴ・ホワイル・ウィアー・ヤング」が全米チャートで初登場3位というUKアーティストとしてエルトン・ジョンに次ぐ快挙を成し遂げ、Facebookでも話題の人物としてランクインした。女性アーティストではカーリー・レイ・ジェプセンがその１人だ。「コール・ミー・メイビー」が全米で大ヒットし、第55回グラミーにもノミネートされた。世界中を“馬ダンス”ブームに巻き込んだ韓国人ラッパーPSYも外せない。全米チャート首位獲得は果たせなかったが、最高2位にまで上り詰めた。
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PSYが全米2位にチャートイン！首位獲得間近
音楽セレブたちも見逃せなかったの今年の大統領選挙。現職のオバマ大統領と、共和党の大統領候補ミット・ロムニー氏が激突し、オバマ大統領が接戦を制し、再選。様々なアーティストが自身の支持を表明したが、こちらでもオバマ大統領が人気だったようだ。
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そして、2012年に発生し、甚大な被害を巻き起こしたハリケーン「サンディ」。そのチャリティ・コンサートとして開催された【12-12-12】は米国だけで1900万人以上がTV視聴。ニールセンによると、今回のコンサートは“史上最大範囲に配給されたライブ音楽イベント”だったそうで、世界中のおよそ20億人がテレビ、ラジオ、インターネットを介してアクセスできたという。豪華出演者ラインナップで最も話題となったのはポール・マッカートニーをボーカルに迎えたニルヴァーナ再結成。かねてからその存在を明らかにしていた新曲を披露した。
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【12-12-12】は米1900万人以上がTV視聴、平均視聴者は520万人
ニルヴァーナ再結成、ポール・マッカートニーをボーカルに迎え新曲披露
【12-12-12】の豪華出演者ラインナップにも名を連ねていたローリング・ストーンズは今年結成50周年を迎え、7ぶりの新曲、記念ライブと勢力的に活動した。その記念ライブにはレディ・ガガ、ブルース・スプリングステーン、ジェフ・ベック、メアリー・J.ブライジ、エリック・クラプトンと多数のゲストが出演した。
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そして、最後は米国年間チャート。シングルではゴティエが年間チャート首位を獲得した。6年振りとなる3rdアルバム『メイキング・ミラーズ』からの先行シングルとしてリリースされた本楽曲は1月21日付週間チャートに91位で初登場後、3か月かけてチャートを上昇し、4月28日付で全米1位を獲得した。更に8週連続で首位の座をキープし、世界中で驚異的なセールスを記録した。驚異的な記録はアルバムでも。アデルの『21』がアルバムチャート“The Billboard 200”において 2年連続首位に輝いた。2011年1月の発売から39週連続でトップ5位入りという歴史的ロングセールスを記録し、昨年のアルバム年間首位を獲得しているが、発売から約1年後（2012年1月14日付）の週間チャートで再び首位に浮上。その後、グラミー賞6冠などの追い風を受けて10週連続首位を獲得するという驚異的な返り咲きにより2年連続トップの座に輝いた。同アーティストの同作品が2年連続首位に輝いたのは、マイケル・ジャクソンの『スリラー』（1983年、1984年）以来の快挙となる。