下北沢シェルター店長 最後の宴に話題のアイドルら集結

2012年11月5日 / 17:50

 下北沢シェルター等の店長として活躍してきた上江洲修。沖縄へ帰る彼の送別会を兼ねたラストイベント【上江洲大感謝祭!!「BiS、劇団鹿殺しRJPと仲間達で朝までおとーり祭!!」】が11月1日深夜 新宿ロフトプラスワンにて開催された。

<下北沢シェルターを変革した、愛すべき男>

 上江洲修は、メジャー/インディーズシーンで活躍するロックバンドはもちろん、無名でも実力や個性があればジャンルは問わず、お笑い芸人やアイドルも出演させてきた人物。人柄の良さからも多くのミュージシャンや関係者に慕われてきた。そんな名物店長が10月いっぱいで下北沢シェルターを卒業し、同イベントの開催を最後に地元へ帰るということで、会場には各出演者のファンは当然ながら、彼と親交深い顔ぶれが多数来場。

 オケタニイクロウ(オケラジ)が上江洲のドキュメンタリーを人気番組『情熱大陸』風に上映すれば、劇団鹿殺しRJPはエアバンドで狂喜乱舞。トークコーナーでは悪ノリで上江洲の女性関係を曝こうとする場面もあったが、そんなカオティックな送別会においてしっかりと感動的なステージを繰り広げたのは、シェルターでアイドルらしからぬライブを幾つも創造してきたグループ BiSだった。

<BiS 上江洲さん追悼ライブ「死んでねーよ!」>

 メンバー卒業/加入時のライブは、必ずシェルターで開催してきたBiS(詳細は、関連記事)。客席へ幾度となくダイブする等、アイドルなのにシェルターとの相性が抜群だった彼女たちは、上江洲のお面をかぶって「どうも上江洲です。好きな体位はバックです。セフレ募集中です」と、この日も暴走モードで登場する。しかし「シェルターが育てたアイドルです」と感謝の言葉も忘れず。これに上機嫌になった上江洲は、沖縄にBiS一向を招待すると、酔っ払いながらも約束した。

 そして「上江洲さん、追悼ライブです」と言い、「死んでねーよ!」とツッコまれながらスタートしたBiSのライブは、1曲目「ASH」から大狂乱。凄まじいオイオイコールに包まれながら、メンバー5人はくるくるステージの上を舞い踊る。その後も最新アルバム『IDOL is DEAD』収録曲や、シェルターで伝説的な光景を生んできた「My Ixxx」「nerve」でもって、上江洲が「幸せですね」と言わずにはいられないライブをやり切ってみせた。

 最後は、セットリストになかった人生鼓舞の歌「primal.」を“上江洲が大好きな曲”という理由から特別に披露。さらにプー・ルイ(リーダー)が「上江洲さんがいたからBiSはここまで大きくなれました!」と叫べば、彼は涙を流しながらBiSに対してはもちろん、東京でお世話になった人々すべてへ「ありがとうございました!」を届け、新たな人生へと踏み出した。


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