五輪閉会式を彩どったスパイス・ガールズ、注目はそれぞれの衣装

ロンドン・オリンピック閉会式を彩どったスパイス・ガールズ。ロンドン・キャブの上に乗った、ポッシュ、ジンジャー、ベイビー、スポーティ、スケアリーの5人は、「ワナビー」、「スパイス・アップ・ユア・ライフ」の2曲を披露したが、注目されたのは彼女たちのステージ衣装だろう。

　それぞれの衣装は以前のトレード・マークとなっていたスタイルを踏襲しながら、再結成に呼応した最新のモノになっていた。ファッション・デザイナーとしても活躍するポッシュことヴィクトリア・ベッカムは、クラシックな黒の（もちろん）ミニ・ドレスをデザインしたジャイルズ・ディーコンと細かに衣装合わせしたことをツイッターで明かしている。また、ジンジャーことジェリ・ハリウェルは、スザンヌ・ネヴィルがデザインした鮮やかな赤のドレスで登場。ユニオン・ジャックを両腰に付け、ブーツとティアラはゴールド・メダルの金色でアクセントを加えアピールした。

　一方、ベイビーことエマ・バントンは、ピンクのミニ・ドレスで現われた。ちょっぴり彼女らしくない深くえぐられた胸元と、輝くショルダー・パッドが特徴的なドレスは、マギー・クークのデザインによるものだ。また、スポーティ／メルシーことメラニー・チズムは真っ白なジャンプスーツ姿で登場したが、裾が広がった足下ではシックなメタルに縁取られたスニーカーに新しさが光った。
　最後に、スケアリー／メルビーことメラニー・ブラウンはというと、眩いクリスタルのキャット・スーツ姿だった。レバノンのデザイナー、ズハイル・ムラドによるスキンタイト・スーツは強烈で、“スケアリー”満点の衣装だったかもしれない。