テイラー・スウィフト、カントリー・ラジオへのレアな出演で「I Knew It, I Knew You」の歌詞に込めた“二重の意味”を語る

2026年9月7日 / 11:00

 現地時間2026年9月5日、テイラー・スウィフトが米ペンシルベニア州ハリスバーグを拠点とするBOB 94.9 FMの『iHeartCountry ハウス・パーティー』に出演し、リスナーからの質問に答えた。同局は、テイラーが家族とともにナッシュビルでカントリー・アーティストとしてのキャリアをスタートさせる前に暮らしていた、故郷であるワイオミッシングから車で西へ約1時間の場所に位置している。

 テイラーは今年の夏、『トイ・ストーリー5』のために書き下ろしたオリジナル曲「I Knew It, I Knew You」でカントリー・ジャンルのラジオ・エアプレイへの復帰を果たしており、この日の会話もこの楽曲が中心となった。

 ポスト・マローンやジェリー・ロール、レイニー・ウィルソンなどのカントリー楽曲のプレイリストの合間に『トイ・ストーリー5』サウンドトラックへの参加について語ったテイラーは、この人気映画シリーズが持つ“レガシー”としての音楽的世界観に焦点を当てた。「ランディ・ニューマンが非常に美しく作り上げた音の世界があります」と熱く語った。そして幸いにも、「I Knew It, I Knew You」は「You’ve Got a Friend in Me」の生みの親にも認めてもらえたようで、「彼が気に入ってくれたと言ってくれました。それが分かれば十分です」とテイラーは明かしている。

 司会のウェイン・Dが再びテイラーに話を向けると、キャリア20年を超えた彼女はレコーディング・セッションを成功させるための心得を語った。「長年にわたるスタジオ・セッションや(ソング)ライティング・セッション、そして人々との共同作業を通じて学んだことの一つは、部屋に持ち込むエネルギーと態度が、その日のすべてに影響を与えるということです。もしその場にいたくないかのような態度で来たら、周りの全員がそれを感じ取ります」とテイラーは述べ、「芸術を生み出せる毎日を、情熱を持って大切にしてください」とアドバイスした。

 また、「I Knew It, I Knew You」の制作にあたっては、二通りの解釈ができる言葉を意識的に選んでいたことも明かした。彼女は、「この楽曲の歌詞をファンが深く掘り下げてくれていることがとても嬉しいです。複数の意味を持つ歌詞がいくつかあります」と述べ、「曲の中で与えられた限られた時間の中で、観客が観たばかりの映画(“トイ・ストーリー5”)全体を伝え、推察し、要約しなければなりません。そのため、1つのラインに二重の意味を持たせようとすることがあります」と続けた。

 テイラーは楽曲の冒頭の数行から具体例を挙げた。「I knew you through the daze of the blades of the grass in summer / Parachutes for the free fall of being younger」という歌詞だ。「歌詞の中でdazeはd-a-z-eと綴られていますが、d-a-y-sつまり“days(日々)”として受け取ることもできます。私は子ども時代を振り返ったときの“daze(ぼんやりとした状態)”として捉えていました。縁がぼんやりとした、美しくも霞がかった記憶として見えるあの感じです」と彼女は説明している。

 さらに、「“Blades of the grass in summer(夏の草の葉)”は子ども時代や遊び、想像力を働かせることを想起させますが、同時に別の意味も込められています。彼らはおもちゃなので、草の葉の高さまでしか見えないんです」と語り、「“Parachutes for the free fall of being younger(若さの自由落下のためのパラシュート)”には、“トイ・ストーリー”に実際に登場するパラシュートの兵隊おもちゃという意味と、成長を助けてくれる人、着地を柔らかくしてくれる人という象徴的な意味の両方があります」と続けた。

 この夜の後半にテイラーは、「I Knew It, I Knew You」を書くことになったインスピレーションについて語った。『トイ・ストーリー5』の試写会に参加した際、カウガールのキャラクター、ジェシーに心を引かれたという。「彼女がキャラクターとして一つの大きな原点回帰を経験しているのが見えました」とテイラーは語り、さらに、「昔の友人たちとの再会、しばらく会っていなかった人たちと再会する場面や、過去の傷ついた心を許したり、自分の中でそれを癒したりする場面」にも心を動かされたと明かした。

 テイラーは最近、グラミー・ミュージアムで行われたレコーディング・アカデミーのハーヴィー・メイソン・ジュニアCEOとの対談で、自身のカントリーのルーツについて愛を込めて語っていた。自身のソングライティングに焦点を当てた8月18日のイベントで彼女は、「この道を歩み続けるほど、自分をアーティストとして、ライターとして形作ってくれた人たちをより一層称えたいという気持ちが強まり、その人たちへの絆と忠誠心もより深まっていくのを感じています」と述べた。テイラーはこのイベントで、2024年中盤から後半の【The Eras Tour】時代を思い起こさせるかのような、「I Knew It, I Knew You」「August」「All Too Well」のアコースティック・メドレーをピアノで披露した。


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