<ライブレポート>Dream Ami、デビュー記念日に25周年イヤーが開幕――Dream再集結で七夕の夜を彩った“Milkyway”

2026年7月13日 / 20:00

 Dream Amiが7月7日(火)、東京・ビルボードライブ東京にて【Dream Ami Billboard Live 2026 ~Milkyway~】を開催した。2002年7月7日(日)のデビューから24年。25周年イヤーの幕開けとなる記念日に、ソロ曲、ディズニー関連曲、そしてDream Shizuka、Aya、Erieを迎えた約9年ぶりのDream復活ステージまで、全14曲で自身の歩みをたどる特別な一夜となった。

 定刻となり、バンドメンバーがステージに姿を見せる。セッティングが整い、会場が暗転すると、聴こえてきたのはDream Amiのソロ楽曲を代表する「トライ・エヴリシング」のイントロ。2016年公開のディズニー映画『ズートピア』日本版主題歌として広く親しまれ、Ami自身もガゼル役を務めたこの曲は、まさに彼女のソロキャリアを象徴する一曲だ。ピンク色の夏らしいワンピースをまとったAmiが階段上から登場し、客席の間を通ってステージへ向かうと、フロアからは大きな歓声が上がった。

 「7月7日(火)はデビュー記念日です。24年が経ちました……ヤバくない?(笑) こんな長いことやらせていただけるなんて思っていなかったのですが、今日から25周年目。みなさんと一緒に楽しめることがとても嬉しいです」と喜びを伝えたAmiは、この日のために用意されたコラボドリンクを手に、「みんなの願いがかないますように」と七夕らしい言葉を添えてオーディエンスと乾杯。会場はあたたかな祝祭感に包まれた。

 続く「ときめきDiary」は、2025年のソロデビュー10周年に合わせて制作された新曲。E-girls「Anniversary!!」のサビをサンプリングしたシティポップ調のナンバーで、タイトなリズムと軽やかなギターカッティング、煌びやかなシンセが、ビルボードライブの空間に洗練された高揚感をもたらす。「君のとなり」では空気が一転し、チルアウトしたミドルバラードへ。自ら作詞を手がけた切ないラブソングを、Amiは丁寧に歌い上げる。さらに「マジックタイム」では、ピアノを基調としたロマンティックなサウンドの中、ファルセットも交えながら、恋する女性の揺れる心情を切々と表現した。

 ライブ中盤では、Amiとディズニー作品との深い結びつきを感じさせる楽曲が並ぶ。「小学校1、2年生の時に初めて見た時から大好き」と語った『トイ・ストーリー』から選ばれたのは、「When She Loved Me」。夜中になるとぬいぐるみやおもちゃたちがヒソヒソ話しているのではないかと思っていた幼少期の記憶を明かしながら、「大事な人、昔大事に思っていた人のことを思い浮かべながら聴いてほしい」と語る。ピアノの生演奏に寄り添いながら、忘れられたおもちゃの切ない心情をしっとりと歌い上げた。

 そこから『塔の上のラプンツェル』の挿入歌「輝く未来」へ。原曲のロマンティックなイメージを残しつつ、この日はEDM調のアレンジで披露。さらにトライバルなリズムに乗せて、昨年公開された『ズートピア2』の日本版プロモーションソング「Zoo ~君がいるから~」を届けた。振り付けを交えて歌うAmiに、客席からは「かわいい!」の声が飛ぶ。

 続く「KIRAKIRA DAYS」は、鴨川シーワールド55周年公式テーマソングとして制作された楽曲だ。大のシャチ好きとして知られるAmiが、自らの思いを込めて作詞したこの曲は、彼女にとってライフワーク的な意味合いも帯びている。明るく温かなメロディの中に、好きなものへの純粋な愛情が滲み、ソロパートを晴れやかに締めくくった。

 後半は、いよいよDreamコーナーへ。DANCE EARTH PARTY feat. Dream名義の「HAPPY BIRTHDAY」のイントロが流れると、階段上からDream Shizuka、Aya、Erieが登場。Amiを含む4人がファンの前にそろうのは、2016年12月以来、約9年ぶりだ。大きな歓声に包まれながら、4人は自分たちの記念日をバースデーソングで祝福した。

 「Only You」では、タイトルコールの瞬間に悲鳴にも似た歓声が上がる。E-girlsのライブでも披露されてきたこの曲では、当時を思わせるスタンドマイクを使ったダンスパフォーマンスで観客を魅了した。続く「ダーリン」では、Shizukaのスモーキーな声、Ayaの凛とした真っ直ぐな声、Erieのソウルフルな声、そしてAmiのクリスタルボイスがユニゾンで重なり合うことで、かえって個性の違いをくっきりと浮かび上がらせる。Dreamというグループが持っていた多様性と強さを、改めて感じさせる瞬間だった。

 本編ラストの「PEACE SUNSHINE」では、会場の空気が一気にお祭りモードへ。シンコペーションを効かせたラテンビートに乗せて、4人はステージ上で並びを変えながら歌い、客席ではタオルを回すファンの姿も。コール&レスポンスも大きく広がり、夏らしい開放感と祝祭感の中で本編は幕を閉じた。

 アンコールに応え、再び4人がステージにそろうと、客席からは「25周年おめでとう!」「おかえりー!」というサプライズの声が贈られた。4人は感謝を伝えた後、『Dream Ami LIVE TOUR 2026 “Best Hit’s Live” ~Episode Dream~』の開催を発表。さらに、Shizuka、Aya、Erieが全公演に出演することも明かされ、会場は大きな喜びに包まれた。

 アンコール1曲目はDreamの代表曲「ヒマワリ」。Amiが「みんなも一緒に!」と呼びかけると、客席ではタオルが一斉に回り、盛り上がりは最高潮に。4人はステージの端から端まで歩きながら、1階、2階、3階すべてのフロアへ視線を送り、一人ひとりとアイコンタクトを交わすように歌った。

 ラストは「I love dream world ~世界中のしあわせを歌おう~」。曲が始まると、ステージ後方のカーテンが開き、六本木の夜景が鮮やかに浮かび上がる。力強いメロディに合わせて自然発生的にハンドウェーブが広がり、客席とのシンガロングが会場を一つにしていく。その光景は、24年の歩みと、これから始まる25周年イヤーをつなぐようだった。

 「また次のライブで会いましょう!」。そうファンに約束し、4人はステージを後にした。七夕の夜、ビルボードライブ東京に広がったのは「懐かしさ」だけではない。ソロアーティストDream Amiとしての現在地と、Dreamとして再び動き出す未来が重なった、かけがえのない一夜だった。

Text by 黒田 隆憲
Photos by 大峡 典人

◎セットリスト
【Dream Ami Billboard Live 2026 ~Milkyway~】
2026年7月7日(火)東京・ビルボードライブ東京
2nd Stage

1.トライ・エヴリシング(Dream Ami)
2.ときめきDiary(Dream Ami)
3.君のとなり(Dream Ami)
4.マジックタイム(Dream Ami)
5.When She Loved Me (トイ・ストーリー2)
6.輝く未来(塔の上のラプンツェル)
7.Zoo ~君がいるから~(ズートピア2/Shakira)
8.KIRAKIRA DAYS(Dream Ami)
9.HAPPY BIRTHDAY(DANCE EARTH PARTY feat. Dream)
10.Only You(Dream)
11.ダーリン(Dream)
12.PEACE SUNSHINE(DANCE EARTH PARTY feat. Dream)
13.ヒマワリ(Dream)
14. I love dream world ~世界中のしあわせを歌おう~(Dream)

◎公演情報
【Dream Ami LIVE TOUR 2026 “Best Hit’s Live” ~Episode Dream~】
2026年10月03日(土)神奈川・洗足学園音楽大学 MUSIC POOL CINO
2026年11月23日(月・祝)大阪・YES THEATER
2026年12月05日(土)東京・シアターGロッソ


音楽ニュースMUSIC NEWS

Ado、実写映画『ブルーロック』主題歌「モンストロ」配信リリース 劇中歌に「綺羅」起用

J-POP2026年7月13日

 Adoが、2026年8月7日に新曲「モンストロ」を配信リリースする。  新曲「モンストロ」は、8月7日に公開となる実写映画『ブルーロック』の主題歌。タイトル「モンストロ」(Monstruo)は、スペイン語で「怪物」の意味。内なる怪物を起こ … 続きを読む

King Gnu、アニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』OPテーマ「GO GHOST」配信リリース

J-POP2026年7月13日

 King Gnuが、2026年7月29日に新曲「GO GHOST」を配信リリースする。  新曲「GO GHOST」は、7月7日に放送開始となったTVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』のオープニングテーマ。ジ … 続きを読む

【ビルボード】RIIZE『II』7万枚でアルバムセールス首位 PSYCHIC FEVER/&TEAMが続く

J-POP2026年7月13日

 2026年7月15日公開(集計期間:2026年7月6日~7月12日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、RIIZEの『II』が当週70,805枚を売り上げて首位を獲得した … 続きを読む

【ビルボード】BUDDiiS『キミは都市伝説 / クラッシュパラダイス』14万枚でシングルセールス首位獲得

J-POP2026年7月13日

 2026年7月15日公開(集計期間:2026年7月6日~7月12日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、BUDDiiS『キミは都市伝説 / クラッシュパラダイス』が初週 … 続きを読む

<レポート>AND2BLE デビュー1か月、初来日ショーコンサート【Welcome to Qurious】――「みなさん、ただいま!」Kアリーナ横浜でファンと“再会”

J-POP2026年7月13日

 AND2BLEが【<2026 AND2BLE SHOW CONCERT:Welcome to Qurious> In Japan】を開催した。AND2BLEは、今年5月26日に1stミニアルバム『Sequence 01: Curiosit … 続きを読む

page top