<レポート>AND2BLE デビュー1か月、初来日ショーコンサート【Welcome to Qurious】――「みなさん、ただいま!」Kアリーナ横浜でファンと“再会”

2026年7月13日 / 19:00

 AND2BLEが【<2026 AND2BLE SHOW CONCERT:Welcome to Qurious> In Japan】を開催した。AND2BLEは、今年5月26日に1stミニアルバム『Sequence 01: Curiosity』で韓国デビューしたばかりのボーイズグループで、ジャン・ハオ、ユ・スンオン、リッキー、キム・ギュビン、ハン・ユジンの5人からなる。そんな彼らが、AND2BLEとして初めてのショーコンサートを6月30日~7月2日の3日間にわたって神奈川・Kアリーナ横浜で開催した。本稿ではその2日目、7月1日の公演の模様をレポートする。

 オープニングのVCRが終わると会場のあちこちからメンバーが登場し、客席のファンたちは大歓声。ステージの上でメンバーが集合すると、「Curious」でライブがスタート。壮大なスケールのメロディとカリスマを感じるパフォーマンス、そしてユ・スンオンが会場中に轟かせるハイトーンは、1曲目からAND2BLEというグループを強烈に印象づけた。真っ赤なスクリーンに金ボタンをあしらったナポレオンジャケットをはじめ、オールブラックで揃えたシックな衣装が映える。また、リッキーのラップからスタートした「Aura」ではアーバンポップな楽曲でメロウな雰囲気を演出。客席からのコールも元気よく飛び出し、序盤から会場は熱く盛り上がった。

 学校のチャイムの音を合図に、再びメンバーがステージへ登場。今回のショーコンサートは「メンバー5人が活動しているクラブに、会場のファンたちを“新入部員候補”として受け入れ、メンバーとともに様々なミッションを体験する」というもので、先輩にあたるメンバーたちの口調も普段より砕けた雰囲気に。部員たちの団結力を確認するミッションでは、メンバーふたりが音楽なしでK-POPの楽曲を踊り、その足音だけでどの曲を踊っているのか当てるというもの。練習問題では無音のままILLITの「It’s Me」を踊るシュールな姿に思わず会場のあちこちから笑いがこぼれていたが、無事正解。その後はリッキーが「これは当てられなかったらさみしいよ」というキム・ギュビンの言葉だけでAND2BLE「Happy &」と正解を叩き出し、みんなに不思議がられていた。NewJeansの「Ditto」も正解で終え、ミッションクリア。

 続く“サバイバルミッション”はメンバー5人が紙の上に乗り、成功するたびに紙を半分に折りたたむ。最後まで紙から落ちずに5秒耐えたら成功というものだったが、なぜかジャン・ハオが紙を折りたたまず破ってしまい、これにはキム・ギュビンも「問題児!」と困った笑顔。結果、小さくなりすぎた紙に全員乗り切らず、「靴を脱いだらできるかも……」というユ・スンオンの言葉にジャン・ハオは「靴を脱いだら背が低くなっちゃう」「背が低くなるよりゲームに負けるほうがマシ」とジャン・ハオが再チャレンジを断り、このミッションは失敗に終わった。最後のミッションでは、客席の“新入部員”たちの力を借りることに。メンバー5人がステージから客席に降りて直接ファン一人ひとりを見回り、指定の条件に合う人からハンコをもらうというミッションで、これには客席も大興奮。このミッションは無事成功し、次のステージでは「新入部員候補のみなさんにかっこいい姿を見せて、クラブの紹介をする」ことに。

 ここからはソロステージがスタート。黒いジャケットの中に赤いオーガンジーのジレを着用したキム・ギュビンはMOONBIN & SANHA(ASTRO)の「WHO」をパフォーマンス。曲の合間にはジャケットのバックを取り去り、ジレのセンターベントから背中をチラ見えさせる振り付けで客席の度肝を抜いた。リッキーはタイにスーツ、ハットにグローブまでオールブラックで揃えたスーツ姿で登場。CHUNG HAの「Gotta Go」をパワフルかつセクシーにパフォーマンスし、合間にはハートのエースのカードを口に加えて投げる振り付けで観客を釘付けにした。ジャン・ハオが披露したのはTOMORROW X TOGETHERの「Good Boy Gone Bad」。スパンコールをあしらった黒いジャケットは背中にレースがあしらわれたシースルー仕様になっていて、胸元まで開けた白いシャツにゆるく締めた細いタイを曲の途中で外すと、それだけで大歓声が沸き起こった。サテンの淡いピンクのシャツにサテンの白いシャツをレイヤードしたハン・ユジンは、Jimin(BTS)の「Serendipity」でドリーミーな世界観を表現。シャツをたくしあげて腹筋を見せるパフォーマンスでは、今年で20歳を迎えたからこその成熟美を感じさせた。ラストを飾ったユ・スンオンは、デニムに白い半袖シャツというシンプルイズベストな出で立ちで登場。DOYOUNG(NCT 127)の「Eternity」を、青い空と白い雲が映し出されたスクリーンバックに爽やかに熱唱。豊かな声量と表現力で、会場を熱く盛り上げた。

 その後はメンバー全員、制服をイメージした衣装に着替えて再登場。スタンドマイクでVaundyの「怪獣の花唄」を歌ったり、メンバーそれぞれが用意された質問に答えて、彼らが所属するクラブの正体を明らかにしていく。そしていよいよ、新入部員が正式に部員として認められることに。この後は歓迎式として、メンバーがユニットステージを披露した。リッキーとハン・ユジンは深い赤のシャツをまとい、シックな雰囲気。黒いレースの扇子を使ってオム・ジョンファの「招待(Invitation)」を優雅かつ美麗にパフォーマンスした。ジャン・ハオとキム・ギュビン、ユ・スンオンは映画『ストリート・ソルジャー』を思い起こさせる衣装で、EVERGLOWの「FIRST」をパワフルに披露。ダイナミックな曲の合間、ユ・スンオンとジャン・ハオがダブルのハイトーンで会場を圧倒する最中、その後ろからひょっこりとキム・ギュビンがピースサインをしながら顔を出し、会場の歓声をかっさらっていった。その後、さわやかなメロディが印象的な「Sugar Rush」と、ステージに寝そべる振り付けから始まる「Bed」で本編を締めくくった。

 アンコールでは、黒と白のツアーTシャツ姿で再びステージに登場したメンバーが「HAPPY &」を歌いながらステージを降りて客席へ。「今日はみなさんの近くに行きたい」というユ・スンオンの言葉どおり、この日は何度もステージを降り、ファンの近くで目を合わせたり、一緒にハートを作ったりする姿を見せた。そのおかげか、ジャン・ハオも「みなさんと少し距離が近づけた気がします」と笑顔を見せた。

 ショーコンサートもいよいよクライマックスに近づき、ひとりずつこの日の感想を言っていくことに。リッキーは「今日は期待していた以上にみなさんと楽しく遊ぶことができました」と満足げ。まだデビューしてたった1か月にもかかわらず、このステージに立つことができて幸せだと語り、最後は「これからもずっと僕たちのそばにいてね」とはにかんだ笑顔を見せた。ハン・ユジンは、平日の開催にもかかわらず足を運んでくれたファンに感謝の気持ちを述べつつ、「ほんとにほんとに大好き」と日本語のメッセージで締めくくった。ちなみに、ハン・ユジンが話している間中、後ろではジャン・ハオが(彼に)うさぎ耳を作るいたずらをこっそりとしていたのだが、気づけばメンバー全員がその後ろに並んで一列に。メンバーの仲のよさが伺い知れる一幕だった。

 ジャン・ハオは、新しい環境で、よく慣れたこの会場に来ることができて「ときめいた」と言い、「こんなにたくさんのみなさんが僕たちを待っていてくれて、本当に感動しました」と日本語で感激した気持ちを伝えてくれた。さらに、今回の公演はプレッシャーが大きい中で公演の準備をしていたそうで、「僕たちに大きな応援を送ってくれて、ステージの後ろで泣きそうになりました」と告白。ユ・スンオンの日本語のおかげで日本のショーコンサートを楽しめた、とも。「僕たち、これから面白い活動をたくさんしていきます! 約束!」と小指を出してファンにこれからの未来を誓った。ユ・スンオンは「実は昨日の公演が終わって、ファンのみなさんと一緒にいい思い出を作っていく(という)想いで、心があたたかくなりました。今日僕たちの公演を見て、いいエネルギーをいっぱい受け取ってくれていたらいいなと思います」とにっこり。さらに、「僕たち5人で、日本で公演をすることができて、みなさんに会うことができてうれしいです。これからもよろしくお願いします」と流暢な日本語で語った。

 キム・ギュビンは満面の笑顔で「みなさん、ただいま」と語り始めると、会場からは「おかえり!」という大きな声援が返ってきた。そして「みなさんの楽しむ気持ちが、みなさんの目から伝わってきてうれしかったです。前回、みなさんと約束したように、みなさんには“花道だけ歩いてほしい”んですけど、みなさんも約束を守ってくれてありがとうございます」と語り、ファンを想う気持ちを伝えてくれた。「今日一緒に過ごした時間を覚えていてくれたらうれしいです。みなさんのおかげで今日めちゃくちゃ幸せだった。いつも、永遠に愛してください!」と最後まで日本語で語りきった。

 そして、ジャン・ハオの「このまま終わるのは残念」という言葉で、ショーケースはダブルアンコールに突入。さらに、ユ・スンオンが「ダブルアンコールなので、できるだけ近くに行ってもいいですか?」と言うと、「Curious」を歌いながらまたもステージを降りて客席へ。最後までファンの近くで一緒に楽しもうとする気持ちが伝わってきた初来日ショーコンサートだった。

Text:尹秀姫
Photo:YH ENTERTAINMENT

◎公演情報
【<2026 AND2BLE SHOW CONCERT:Welcome to Qurious> In Japan】
2026年7月1日(水) 神奈川・Kアリーナ横浜


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