<連載>石若駿のワッツアップ通信 Vol.10 ~2月の出来事。Part2 ~

2026年5月8日 / 19:00

 Answer to Remember、SMTKといった自身のプロジェクトも展開しながら、MILLENNIUM PARADE、くるり、椎名林檎、星野源など数々のアーティストのバンドメンバーとしても活躍する石若駿。国内外問わず各地を飛び回り、”日本一忙しいドラマー”ともいわれる音楽家が、徒然なるままに連載中。

~2026年2月の出来事。Part2~

 記念すべき10回目のワッツアップ通信。前々号、前号に引き続き、活動報告&セルフライブレポートです!

 2月8日、 KID FRESINO【21】@東京ガーデンシアター。朝起きて、衆議院議員選挙に行くところからスタートした一日。この日の出勤は電車だったのですが、会場最寄り駅から楽屋口までとても寒かった。僕と西田修大は約2週間ぶりのガーデンシアター。なんだかこの10年を振り返り感慨深く会場入り。フレシノチームとして単独公演最大規模8000人。今回セトリも新しい雰囲気に。はじめてDJセットとバンドセットが交互に来るやり方でした。全27曲。ゲストも豪華でした。ハナレグミ・永積タカシさんとの「That Place Is Burning」は、演奏していて気持ちいーってなっていました。オーディエンスの大合唱も年々デカくなっていて、こんな経験なかなかないです。折坂悠太さんとYONCEさんとの共演も初めてでした。本番の爆発力&空間支配パワーに圧倒されました。この日のフレシノバンドもナイスサウンド・ナイス集中力で良い演奏をしました。フレシノの背中を見て叩いているわけですが、初めてライブをした時の背中と変わらず、この人はほんと凄いなと改めて思いました。

 12日、James Macaulay and The Ancient Highballs@表参道WALL&WALL。イツメンなハイボールズのライブはいつも刺激的。この会場で演奏するのは初めてです。「Tenei」という新曲がありました。ermhoiの歌うメロとマーティの瞑想的5弦ベースフィンガーピッキングに対し、他メンバーが、実音”A”を永遠にハミングし、時に母音がe,n,a,iのように変化する曲。世界初演にして名演になったな! 昨年末にリリースした『Happy Sad』というアルバムからの楽曲たちも身体に染み込んできています。約90分公演で全13曲!! 最初のMCでJamesが先日の選挙を経て&世界情勢を見て、日本語で一言ハッとみんなに気づきを与えていたのが印象的でした。Jamesの弟、アルにもオーストラリアぶりに再会。写真のアクリルのドラムセットのバスドラは、この日初めて使いました。18インチでアクリルのバスドラってとてもレアな気がします! Roy Haynesオマージュです。

 17日は、Banksia Trio@南青山BAROOM。なんといってもこの日は、たくさんお世話になったBAROOM最後の出演の日でした。こんな素敵な空間でもう演奏できなくなるなんて寂しすぎる。会場入りしてセッティングしてサウンドチェックを終えた瞬間、BAROOMの(有田)裕子さんからスピーチがあり、BAROOMの最多出演者は、第1位、林正樹。第2位、石若駿。第3位は須川崇志というBanksiaの面々だったそう。裕子さんからバンクシアの花束をいただきました。嬉しかったな。Banksia Trio、Paul Grabowsky 2days、小山豊、Songbook Trio、渡辺翔太Trio、若井優也Trio、菊地雅章10th、Marty Holoubek Trio llとIV、James Macaulay with the Ancient Highballs、海野雅威Trioでの出演で17公演でした。この日のライブはStudio Dede率いる映像チームも入ったので、後々に何か公開されそうです! 90分セット約11曲の演奏でした。いつもよりアグレッシブ・バンクシアだったような気がしています。

 22日、Francesca Han Japan Trio@工房花屋。Francesca Han、須川崇志、石若駿というトリオで、2019年ぶりに再結成です。工房花屋でのライブは初でした。2017年にレコーディングしたアルバムを、今年どこかのタイミングでリリースしそうです。リハーサルにて当時やっていたレパートリーを久々に演奏して、7~9年前の生活の思い出がガッツリ蘇ります。音楽の不思議体験のひとつですね。あの時の幼なさに恥ずかしくなったり、自分が成長したのかどうか不安にもなったり、少しは自分の演奏がマシになったかなと思ったり、その逆だったり。でもその場で起きている音楽はなんとフレッシュなことでしょう。すごく楽しかったです。ジャズのスタンダードも多くて、唐突に始まった「Stella by Starlight」が最後までルバートで終えられたのが最高に気持ち良かった。終演してみんなでお店特製のポトフをいただき幸せでした! ちなみにリリース予定のアルバムから2曲のみ、Francescaのウェブサイトから聴けるようになっています! そちらも是非!

 そして、23日は【藤原さくら 10th Anniversary 武道館大音楽会】@日本武道館でした。さて、私の初の武道館は次号にしましょう! またねー!


Photo(1,2):Ray Otabe

◎公演情報
【”TOKO 27回忌”】
2026年5月13日(水)東京・JAZZ HOUSE Alfie

【井上銘 3DAYS 昼夜6公演 井上メイ 東京カルテット feat. 渡辺翔太】
2026年5月15日(金)東京・新宿PITINN

【Contrapunctus 常田俊太郎×林宋其×真田将太朗×石若駿】
2026年5月21日(木)、22日(金)東京・BLUE NOTE PLACE

【築地JAM 2026】
2026年5月24日(日)東京・築地本願寺境内特設ステージ
※Answer to Rememberとして出演

【MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE
~“NOT A SCENE. A STATEMENT. | WaJAZZ”~】
2026年6月8日(月)東京・ビルボードライブ東京

【石若駿 Songbook Project 10周年記念コンサート】
2026年7月20日(月)大阪・ビルボードライブ大阪

※この記事は、2026年5月1日発行のフリーペーパー『bbl MAGAZINE vol.218 6月号』内の特集を転載しております。記事はHH cross LIBRARYからもご覧いただけます。


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