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レディオヘッドの楽曲が、現地時間2026年2月18日に米移民・税関執行局(ICE)のX公式アカウントに投稿された動画で使用されていたことが判明し、同バンドは深い失望を表明した。
バンドは2月27日、米ビルボードに提供した声明で、「ICEのSNSアカウントを管理している素人どもに、即刻削除するよう求める。これは笑い話じゃない。この曲は僕たちにとっても、他の多くの人たちにとっても、大切な意味を持っている。黙って勝手に使わせるつもりはない」と述べた。
この英国出身のロック・バンドは声明を、「それから、くたばれ」と、率直な一言で締めくくった。
米ビルボードは米国土安全保障省にコメントを求めている。問題のICE動画は、1997年のアルバム『OK コンピューター』収録曲「Let Down」の第3バースが流れる中、黒い画面からスタートし、米市民たちの画像が次々と表示される構成になっている。ICEはその動画に、「我が国にいる権利のない者たちによってレイプされ、殺された米市民たち。私たちが闘うのは彼らのためだ。これが私たちの理由だ」というキャプションを添えていた。
【グラミー賞】を3度受賞しているレディオヘッドにとって、「Let Down」はリリースから28年を経て米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に初登場した楽曲でもある。2025年8月30日付のチャートで1位を獲得し、同バンドにとって4曲目のエントリーとなった。
ICEはトランプ米大統領の指示のもと不法移民の国外追放を進める中、その暴力的な手法に対して激しい批判と抗議にさらされている。1月に米ミネソタ州ミネアポリスで行われた作戦では、ICEの捜査官が2人の米市民を射殺した。1人は捜査官から穏やかに立ち去ろうとしていたルネ・グッド、もう1人は兵役経験者病院に勤務するICUの看護師で、倒れた女性を助けようとしていたアレックス・プレッティだ。
ICEの行動に対しては、ビリー・アイリッシュ、レディー・ガガ、バッド・バニー、ジャスティン・ビーバー、チャペル・ローン、ブルース・スプリングスティーン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、そしてケラーニをはじめとする多くのアーティストが声を上げている。プレッティとグッドの死を受け、モレロはミネアポリスでチャリティー・コンサートを開催し、遺族への支援にとどまらず、トランプ政権の移民政策に抗議し、“民主主義と正義”を守るための場とした、と声明で語っている。かねてより大統領への批判を公言しているザ・ボスことスプリングスティーンも、1月に新たなアンチICE楽曲「Streets of Minneapolis」を発表。さらに2月には、“アメリカを守る”ことを掲げた【ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームス・ツアー】の開催を発表した。
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