【深ヨミ】Mrs. GREEN APPLE『10』の販売動向を調査

2026年1月11日 / 15:00

 大みそかの『第76回NHK紅白歌合戦』で白組トリを務めたMrs. GREEN APPLE。彼らにとって、2025年はまさに快進撃の連続だったと言えるだろう。「ライラック」が2025年年間Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で首位を獲得したほか、彼らの全楽曲の国内ストリーミング総再生数は100億回を突破。さらには、『第67回輝く!日本レコード大賞』でバンドとしては史上初の3年連続となる大賞を受賞した。

 本稿では、SoundScanJapanの販売データを使用し、そんなMrs. GREEN APPLEが昨年7月8日にリリースしたベストアルバム『10』の販売動向を調査する。発売から約半年以上が経過した現在も、各チャートの上位を維持しロングヒットを記録している本作は、どのような販売推移を辿ってきたのか。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/157342/2)は、『10』の累計販売枚数とアルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”における順位の推移をまとめたものである。

 バンドとして、Billboard JAPANチャート史上最多のアルバム初週売上772,214枚を記録した本作。図1が示す通り、初登場となった7月16日公開のアルバム・セールス・チャートで首位を獲得し、その後も大きく順位を下げることなく、着実に販売枚数を積み重ねている。そして、12月31日公開チャート時点で累計セールス100万枚の大台を突破した。作品の継続的なリリースや、5大ドームツアーなど精力的なライブの開催、映画の公開、各メディア出演などによりファン層を拡大しながら、本作『10』はロングヒット作となったと言えるだろう。

 続いて図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/157342/3)は、『10』の週間販売枚数とアルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”における順位の推移だ。初動がある程度落ち着いた8月以降を対象としている。

 週間販売枚数は10月頃まで緩やかに減少を辿るも、以降も週間4,000枚前後で推移した。そして、本作のアナログレコードが11月26日にリリースされたことで週間1万枚超を記録し、その後は『レコ大』『紅白』といった年末特番への出演に伴い、再び増加傾向に。その結果、2026年初週の1月7日公開チャートでは3位にまで浮上を見せている。

 デジタルでの強さもさることながら、本作『10』はフィジカルにおいても根強い支持を集め、彼らの人気が全方位で盤石であることを改めて証明したMrs. GREEN APPLE。昨年12月31日にフェーズ2が完結し、今年1月1日からはフェーズ3が幕を開けた。次なるフェーズで彼らがどのような景色を見せてくれるのか。日本の音楽シーンを牽引する彼らの活躍から、今年も目が離せない。


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