【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』7週連続1位、サマー・ウォーカー/NF/ 5SOSら初登場

2025年11月25日 / 10:00

 今週(2025年11月29日付)の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”は、テイラー・スウィフトの『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』が7週目の首位を獲得。TOP10には、2位にサマー・ウォーカーの『ファイナリー・オーヴァー・イット』、4位にNFの『フィアー』、6位にファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの『エヴリワンズ・ア・スター!』がそれぞれ初登場した。

 10月18日付のチャートで史上最高記録の4,002,000ユニットを獲得してNo.1デビューを飾ったテイラー・スウィフトの最新作『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』は、今週93,000ユニットを記録して7週目(7週連続)の首位を獲得した。

 2025年のチャートで初登場から7週連続で首位を獲得したのは、5月31日~7月19日付まで8週間(通算記録は12週間)を記録したモーガン・ウォーレンの『アイム・ザ・プロブレム』(今週3位)に続く2作目で、テイラー・スウィフトの作品としては、2024年5月4日~7月20日付まで12週間連続(通算17週間)で首位を獲得した前作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』に続く2作目のタイトルとなる。

 7週目で記録した93,000ユニット(前週比15%減少)の内訳は、ストリーミングによるアルバム換算ユニット(SEA)が75,000(前週比15%減少)、アルバム・セールス(フィジカル、デジタル・ダウンロードの累計売上)が17,000(前週比8%減少)、トラックによる換算ユニット(TEA)は1,000(前週比54%減少)となっている。

 7週目のオンデマンド公式ストリーミング再生数は9,849万回を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも7週目の首位をキープ。アルバム・セールス・チャートでは先週の4位から3位に上昇した。

 今週2位には、米ジョージア州アトランタ出身の女性R&Bシンガー=サマー・ウォーカーのニュー・アルバム『ファイナリー・オーヴァー・イット』が初登場。初週のユニット数は77,000で、2025年にリリースされた女性R&Bアーティストのアルバムによる週間最高ユニット数を更新している(定義はR&Bアルバム・チャートにランクインした作品)。

 77,000ユニットの内訳は、ストリーミングによるアルバム換算ユニットが69,000(ストリーミング再生数は9,188万回)、アルバム・セールスは8,000を記録。ストリーミング・ソング・チャートで3位、アルバム・セールス・チャートでは12位にそれぞれデビューした。

 『ファイナリー・オーヴァー・イット』は、11月14日に14曲を収録した通常版、通常版に4曲を追加した18曲収録のダウンロード・アルバム、そのダウンロード・アルバムとは別の4曲を追加した18曲収録のCDとアナログ盤、11月18日にはボーナス・トラック5曲を収録したApple限定版、11月19日にはボーナス・トラック3曲を収録したデラックス版がそれぞれリリースされた。

 さらに、サイン入りを含む4種類のアナログ盤、サイン入りのCD、ブランドグッズとCDがセットになった4種類のデラックス・ボックスセットも、公式ウェブサイト限定で発売されている。

 本作からは、昨年12月にR&Bソング・チャートで最高3位を記録した「ハート・オブ・ア・ウーマン」、今年5月に同チャート最高12位を記録した「スペンド・イット」の2曲がランクインして、アルバムのヒットに繋げた。

 先週2位にランクインしていたモーガン・ウォーレンの『アイム・ザ・プロブレム』(76,000ユニット/前週同率)は今週3位にランクダウンして、4位には米ミシガン州グラッドウィン出身のラッパー=NFの新作『フィアー』がデビューして、自身5作目のTOP10入りを果たしている。

 『フィアー』は、初週アルバム・セールスが48,000(アルバム・セールス・チャートで1位に初登場)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットが27,000(ストリーミング再生数は3,676万回で、ストリーミング・アルバム・チャートで10位に初登場)、トラックによる換算ユニットは1,000をそれぞれ記録して、累計76,000ユニットを獲得した。

 本作は、5曲を収録した一般販売のフィジカルと、mgkをフィーチャーした「フー・アイ・ワズ」を追加収録したデジタル・ダウンロード・アルバムがリリースされていて、CDは2種類(うち1種はサイン入り)、アナログ盤も2種類で展開されている。さらに11月20日には、歌詞のブックレットを追加したダウンロード・アルバムも配信された。

 先週3位にランクインしていた、『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラック(68,000ユニット/前週比9%減少)は今週5位にランクダウン。続いて6位には、オーストラリア・シドニー出身のポップ・パンク・バンド、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの『エヴリワンズ・ア・スター!』がデビューして、通算7作目のTOP10入りを果たしている。

 『エヴリワンズ・ア・スター!』の初動ユニットは51,000で、その内訳はアルバム・セールスが41,000(アルバム・セールス・チャートで2位に初登場)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットが9,000(ストリーミング再生数は1,133万回)、トラックによる換算ユニットは1,000となっている。

 本作は、全12曲入りのストリーミング、デジタル・ダウンロード・アルバム、各種フィジカルでリリースされた。CDは、メンバー別のカバー・アートに各1曲のボーナス・トラックが収録された4種類とサイン入りを含む全7種類、アナログ盤はサイン入りを含む全7種類、TシャツとCDがセットになったデラックス・ボックスセットもリリースされている。

 さらに発売週の後半には、メンバー別の各トラック4曲に加えて、ダウンロード・アルバム限定のボーナス・トラック1曲を追加したデラックス・デジタル・ダウンロード・アルバムが公式サイト限定でリリースされ、初週の売上を後押しした。

 オリヴィア・ディーンの『ジ・アート・オブ・ラヴィング』は、現地時間11月15日に放送された米NBC『サタデー・ナイト・ライブ』の出演効果により、前週から20%増加の50,000にユニット数を上昇させたが、順位は5位から7位に下げている。

 先週6位にランクインしていたサブリナ・カーペンターの『マンズ・ベスト・フレンド』(35,000ユニット/前週比4%減少)は今週8位に、シザの『SOS』(33,000ユニット/前週比4%増加)は7位から9位、モーガン・ウォーレンの前作『ワン・シング・アット・ア・タイム』(29,000ユニット/前週比2%減少)も9位から10位に、それぞれランクダウンした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月28日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』テイラー・スウィフト
2位『ファイナリー・オーヴァー・イット』サマー・ウォーカー
3位『アイム・ザ・プロブレム』モーガン・ウォーレン
4位『フィアー』NF
5位『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』サウンドトラック
6位『エヴリワンズ・ア・スター!』ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー
7位『ジ・アート・オブ・ラヴィング』オリヴィア・ディーン
8位『マンズ・ベスト・フレンド』サブリナ・カーペンター
9位『SOS』シザ
10位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォーレン


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