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【グラミー賞】にノミネートされたレディー・ガガの最新アルバム『メイヘム』は、ポップ・スーパースターの原点回帰として批評家から高く評価されている。しかし本人によれば、このアルバムは、彼女の3作目のスタジオ・アルバムが受けたまったく異なる批評的反応がなければ生まれなかったという。
最新の米ローリング・ストーンのカバー・ストーリーで、ガガは『アートポップ』に寄せられた批判、そしてそれを受けて制作した『チーク・トゥ・チーク』と『ジョアン』というポップからの離脱が、『メイヘム』の直接的なインスピレーションになったと明かしている。「“メイヘム”という音楽作品は、私がこの10年で積んできた経験がなければ絶対に生まれなかったと思います。もし私がジャズ・シンガーになっていなかったら“メイヘム”はどんなサウンドになっていたか? もし“アートポップ”を作っていなかったらどんなふうになっていたか?」と彼女は語っている。
リリースから年月を経てファンのお気に入りとして再評価されている、2013年の実験的なアルバムを振り返り、ガガは当時の圧倒的な酷評がその後のキャリアに“とても大きな影響”を与えたと話した。「ほかのどんな作品への批判よりも、ずっと大きな影響でした。私が手がけた作品に対して、あれほど大きな批判を受けたのはあれが初めてでした」と彼女は述べている。
ガガは『アートポップ』を自身の“EDMオーパス”と呼び、当時、自分がアーティストではなく“ビジネス”として扱われていたことで、アルバムの挑発的なトーンが生まれたと説明する。彼女は、「私が、“あなたが望むような服は着ない。望むような髪にもしてあげないし、あなたたちが望むようなやり方でポップ・ミュージックを作るつもりはない。だって、あなたたちは全部‘Bad Romance’みたいに聴こえるものを求めているけれど、私はあれはもう二度としないから”と言うと、人はそれを嫌がるんです」と説明している。
さらに彼女は、当時の批判に潜んでいた性差別的なニュアンスを指摘する。男性アーティストが新しい挑戦をすると“新境地を切り開く急進的な思想家”と称賛される一方、女性アーティストは嘲笑されるからだ。「私は、なんというか、“終わった存在”のように扱われていました」と彼女は語る。
『アリー/ スター誕生』や『ハウス・オブ・グッチ』、『ジョーカー:フォリア・ア・ドゥ』など、複数の映画出演を含む10年の紆余曲折を経て『メイヘム』でポップに戻ることは、その時期の自分と向き合わざるを得ないことだと、ガガは自身と共同プロデューサーのアンドリュー・ワット、そして婚約者でもあるマイケル・ポランスキーは認識していたという。「この作品を作るうえで、アーティストとしてのすべての力を取り戻せたことには、本当に感謝しています。私はとても、とても深く掘り下げなければなりませんでしたし、人生の多くを変えなければなりませんでしたし、自分が人間として必要としていることを中心に、生活を組み直す必要があったのです」と彼女は語っている。
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