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Answer to Remember、SMTKといった自身のプロジェクトも展開しながら、MILLENNIUM PARADE、くるり、椎名林檎、星野源など数々のアーティストのバンドメンバーとしても活躍する石若駿。国内外問わず各地を飛び回り、”日本一忙しいドラマー”ともいわれる音楽家が、徒然なるままに連載中。
~世界初演「moment~刻むか、刻まれるか。」~
みなさんこんにちは!石若駿と申します。
早くも4作目のワッツアップ通信になりました!
NY滞在記、中国滞在記、アンリメ@FUJI ROCK’25に続きまして、今回は、先日世界初演が行われました、打楽器奏者7名による新作パフォーマンス作品「moment~刻むか、刻まれるか。」の公演について書いていきます。演者7名は、東京藝大打楽器専攻時代の同級生による四重奏「Ki-Do-Ai-Raku」と、3つ下の学年の後輩たちによる三重奏「Percussion Tree」の合体Septetです。後輩のひとり、齋藤梨々子氏の呼びかけにより始動しました。誘われてめちゃめちゃ嬉しかったのを覚えている。このメンバーは、今や、全国のプロオーケストラで引っ張りだこの人たちですし、ドイツやロシアへ何年も留学してきた人たちです。切磋琢磨した仲間とまた集まれるなんて! 嬉!
構想から5年、創作し始めて2年、長い時間が流れました。この作品の為にたくさん作曲しましたね。
12曲程+無言劇にまとまり、80分の舞台作品になりました。わたしたちが扱っている、過ごしている、時間の捉え方をいろんな側面から考えさせられるような作品になりました。
楽器編成は、マリンバ2台、ヴィブラフォン、大太鼓、ティンパニ、スネアドラム7台、シンバル10枚、銅鑼が3枚、ジャンベ、ボンゴ2台、複数のトムトム達、インドのベル、ウッドブロック達、さざなみドラム、チャスチャス、足踏みオルガン、グランドピアノを用いての演奏でした。
有楽町I’M A SHOWという元々映画館だったところが、舞台劇場になったという、音響も良く、照明システムも強力な、素敵なところでの4公演。どの公演もどのシーンもそれぞれ素晴らしかった。演者みんなの集中力と、音色の美しさに感動していました。
内容について少しだけ言いますと、誰かと共に演奏する行為や、誰かに演奏を聴かせる行為は、その空間の時間を音楽を伴って共有することになります。ですが、実際奏者が扱っている時間の感覚はそことは別な世界の時間の使い方だったりしますが、その感覚を敢えて捕まえて離さないような作品です。心拍、呼吸、脈を時間に重ねた演奏。演者間でそれぞれの時間を扱った非言語の会話。演者全員とあからさまに同じ時間を共有する演奏。とある気持ちの込もった音が放たれるまでの時間の美味さ。
すごく緊張しましたが、メンバーの時間の使い方が本当にたまらんかったです。興味深すぎました。
各シーン多少ストレッチするものの、終演は80分前後で、演者の体感時間の凄みを感じました。
打楽器のみのコンサートは本当に学生時代ぶりでしたが、楽しさをまた思い出してしまいました! 色々な意味での原点に一瞬で戻ることができます。
次にmomentを再演できるのはいつだろうか。またやりたいなー! どなたかぜひ声かけてください!
photo by kana tarumi
◎公演情報
【Answer to Remember
~感謝感謝の2025!来年もまだまだよろしくワッツアップ!~】
2025年11月17日(月)大阪・梅田クラブクアトロ
開場18:30/開演19:30
2025年12月29日(月) 東京・渋谷 WWW X
開場18:30/開演19:30
※この記事は、2025年10月1日発行のフリーペーパー『bbl MAGAZINE vol.212 11月号』内の特集を転載しております。記事はHH cross LIBRARYからもご覧いただけます。
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