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10年以上にわたり各国のフェスティバル・ヘッドライナーを務め、【グラミー賞】に5度ノミネートされ、米ビルボードのロックおよびオルタナティブ・チャートを席巻してきたテーム・インパラが、キャリア初となる米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りを果たした。
ケヴィン・パーカーによるサイケデリック・ポップ・プロジェクトであるテーム・インパラの新曲「Dracula」は今週Hot 100に初登場した。同曲は、9月26日~10月2日が集計対象の10月11日付チャートで55位となり、ルミネイトによるとアメリカ国内での公式ストリーミングが650万回、ラジオ視聴者インプレッションが170万、さらに初週セールス1,000を記録した。「Dracula」は、10月17日にリリースされる予定のテーム・インパラによる5枚目のアルバム『デッドビード』からの3rdシングルだ。
アルバムからの最初の2曲「End of Summer」と「Loser」はHot 100入り目前まで迫り、いずれも“Bubbling Under Hot 100”でトップ10入りを果たしていた。特に「End of Summer」はダンス/ポップ・ソング・チャート“Hot Dance/Pop Songs”で7位、オルタナティブ・ソング・チャート“Hot Alternative Songs”で12位に到達し、「Loser」はHot Alternative Songsで14位を記録した。しかし「Dracula」が、『デッドビード』におけるブレイク曲となり、初のラジオヒットへと成長した。同曲はロック&オルタナティブ・エアプレイ・チャート“Rock & Alternative Airplay”で23位、オルタナティブ・エアプレイ・チャート“Alternative Airplay”で31位に初登場したほか、Hot Alternative SongsとHot Rock & Alternative Songsでもそれぞれ7位と8位にチャートインしている。
「Dracula」がテーム・インパラにとって、初のHot 100入り楽曲となる一方で、ケヴィン・パーカー自身はプロデューサーやソングライターとしてすでにチャート入りしてきた。これまでにプロデュースあるいは共同プロデュースで6曲をチャートインさせており、その中にはレディー・ガガ「Perfect Illusion」(2016年、最高15位)、トラヴィス・スコット「Skeletons」(2018年、47位/テーム・インパラ「Feels Like We Only Go Backwards」をサンプリング)、ザ・ウィークエンド「Repeat After Me (Interlude)」(2020年、69位)、デュア・リパ「Houdini」(2023年、11位)、「Training Season」(2024年、27位)、「Illusion」(2024年、43位)などがある。
パーカーはこれら6曲すべてでソングライターとしてもクレジットされており、そのほかカニエ・ウェスト「Violent Crimes」(2018年、27位)、キッド・カディ「Dive」(2020年、80位/テーム・インパラ「Love/Paranoia」をサンプリング)、ドン・トリヴァー「Bandit」(2024年、38位/テーム・インパラ「One More Hour」をサンプリング)でもクレジットされている。
今回はじめてHot 100入りする前から、テーム・インパラは長らく米ビルボード・チャートで存在感を示してきた。これまで、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”には、『ローナリズム』(2012年、34位)、『カレンツ』(2015年、4位)、『ザ・スロウ・ラッシュ』(2020年、3位)の3作がチャートインしており、後者2作はオルタナティブ・アルバム・チャート“Alternative Albums”とアナログ・アルバム・チャート“Vinyl Albums”でいずれも1位を獲得している。
また、これまでにHot Rock & Alternative Songsに28曲をチャートインさせ、そのうち10曲がトップ10入りを果たしている。ラジオでもAdult Alternative Airplayに6曲がチャートインし、そのうち2020年の「Lost In Yesterday」と「Is It True」が1位を獲得。Alternative Airplayでも9曲がチャートインし、2025年3月にはジャスティスとのコラボ曲「Neverender」が1位となった。同曲はさらにポップ・エアプレイ・チャート“Pop Airplay”とアダルト・ポップ・エアプレイ・チャート“Adult Pop Airplay”へクロスオーバーを果たし、それぞれ23位と33位を記録した。
そして今回、「Dracula」で新たなマイルストーンを切り開いたテーム・インパラ。アルバム『デッドビート』のリリースを控え、その歩みはまだ始まったばかりだ。
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