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現地時間2025年9月5日、ピンクパンサレスが米NPRの人気企画『Tiny Desk Concert』に初登場し、これまでとは違う形でパフォーマンスした。自身の代名詞ともいえるオートチューンなしで、素のボーカルで挑んだのだ。
ボーカルを調整できないことから辞退しようと思っていたと24歳の彼女は打ち明けたが、最終的には出演を実現させ、ファンたちはその決断に大いに喜んだ。「チューニングなしで歌うのは、これが初めてです」と彼女は集まった観客に述べ、「今まで一度もそうしたことがないので、本当に怖いです。NPRの人たちに“何も使わないで”と言われて、出演を取りやめようと思ったけれど、“やってみて、どうなるか試してみよう”と思いました」と彼女は語った。
タータン柄の衣装をまとったピンクパンサレスは、自身のディスコグラフィーを網羅する全8曲からなるセットリストを披露した。2021年の楽曲「Atracted to You」ではハーモニカを演奏し、同年の「Pain」もストリップダウン・バージョンで届けた。そして米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で96位となった、TikTokバイラル・ヒット「Illegal」はジャズ調にアレンジした。
続いて、デビュー作『ヘヴン・ノウズ』収録の「The Aisle」や「Passion」を披露すると、着信音を用いたトランジションから『ファンシー・ザット』の代表曲「Tonight」へと繋ぎ、力強いギターリフや「Boys a Liar」のコーラスを取り入れた演出で盛り上げた。
今年初めに、米ビルボードのインタビューで、ピンクパンサレスは自身の音楽についてアリーナではなく、より親密な空間に向いていると語っていた。「私の音楽はアリーナにふさわしいとは今でも思っていません」と彼女は明かし、「もっと親密な場でこそ生きる音楽で、ファンたちもそうした空間の方が楽しんでくれていると思っています」と述べていた。
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