エンターテインメント・ウェブマガジン
XGが、8月30日に東京・味の素スタジアムで開催された夏フェス【a-nation 2025】にヘッドライナーとして出演した。
今年4月にアメリカで開催された野外音楽フェスティバル【コーチェラ】では、初出演ながら大成功をおさめ、5月にはワールドツアー【XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”】のファイナル公演を東京ドームにて開催。日本のみならず世界中で人気を証明している彼女たちの、初のスタジアム公演となる【a-nation 2025】を、多くのALPHAZ(XGファンの総称)が心待ちにしていた。
ALPHAZの、オオカミの遠吠えのような声が鳴り響く中、オープニング映像が流れメンバーが登場。ライブは「TGIF」からスタートし、HARVEY の<When I’m with my ladies, oh, the party don’t stop>という歌いだしとともに、スクリーンにはサイケデリックな映像が映し出され会場中がカラフルに照らされる。広いスタジアム会場は1曲目からすでにXGの世界観に染め上げられていった。
中毒性のあるサウンドがクセになる「SOMETHING AIN’T RIGHT」、そして「NEW DANCE」ではメンバー同士の笑顔も垣間見え、宇宙から舞い降りた妖精のような衣装で軽やかにダンスする姿で会場中を魅了。挨拶を挟み、「GRL GVNG」では赤い照明がステージを照らし、先ほどまでとは打って変わったデンジャーな雰囲気を放ち、椅子を用いたパフォーマンスとともにオーディエンスを焚きつけるようなラップで、会場は興奮のるつぼと化した。
その熱量のまま「HESONOO + X-GENE」へ。近未来的なサウンドが流れ、7人が目をつむり手を繋いで輪になる。SFチックなステージングに目を奪われていると、そこから一糸乱れぬ滑らかな振り、そして猛烈なラップを披露し、ただならぬオーラを見せつける。グループ初となるオールラップソングでおなじみの「WOKE UP」が続き、7人のラップスキルをこれでもかというほど見せつけた。
一度メンバーがステージから去り、スクリーンにはゲノムやDNAを連想させるモチーフやホワイトホールのような、XGの世界観を形作る“宇宙”を連想させる映像が映し出され、いよいよ味の素スタジアムは宇宙と繋がった気がした。再びメンバーが登場し、「まだまだ盛り上がっていきましょう!」「皆さん、ダンスする準備はできていますかー?」と呼びかけて、次なるダンス・チューンの「IYKYK」に突入。サビのキャッチ―な “飛びシャチ”ダンスには一際大きな歓声が起こり、会場全体がダンスホールのような盛り上がりを見せる。
MCではワールドツアー 【The first HOWL】の展示会や新グッズの話題に。グッズについては、COCONAの着用サイズがトップスはXLサイズ、ボトムスはMサイズで、「ヒップホップらしいスタイルが好きな人にはおすすめ(の着方)」とTMIを教えてくれた。そんな和やかなムードのなか、「このライブを通じて、世界中の皆さんと最高の宇宙空間を作りたいです! 皆さん準備はできていますか?」(JURIN)という掛け声のもと、「MASCARA」、「MILLION PLACES」はトロッコに乗り、ALPHAZとより近い距離で豊かな歌声を届けた。
白いバラを使った優美なパフォーマンスを見せた「IS THIS LOVE」、鮮やかなダンスで唯一無二の存在感を見せつけた「LEFT RIGHT」とラストスパートに向けてバイブスを高めていき、最後は「SHOOTING STAR」でタイトル通り、流れ星のような美しいダンスを披露。夜空には花火が上がり、約1時間のライブはクライマックスを迎えた。
ライブが終わると、HARVEYが瞳を開ける映像が映し出され、スクリーンに1stフルアルバムのリリースがアナウンスされるというサプライズも。リリースは2026年の1月とのことだが、XGは10月に【CHINA FESTIVAL TOUR】と題し、中国で開催される3つの大型音楽フェスに出演。10月11日と12日には、さいたまスーパーアリーナにて開催される【Coca-Cola X Fes 2025】にも出演が決まっている。グループ初のフルアルバムリリースに向けて、さらにスケールアップしていくであろうXGの活躍に目が離せない。
Text by Sakika Kumagai
◎公演情報
【a-nation 2025】
2025年8月30日(土)東京・味の素スタジアム
<セットリスト>
1. TGIF
2. SOMETHING AIN’T RIGHT
3. NEW DANCE
4. GRL GVNG
5. HESONOO + X-GENE
6. WOKE UP
7. IYKYK
8. PUPPET SHOW
9. MASCARA
10. MILLION PLACES
11. IS THIS LOVE
12. LEFT RIGHT
13. SHOOTING STAR
J-POP2025年12月5日
2025年年間Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が首位を獲得した。 2025年は、下半期初週にあたる6月4日公開の“JAPA … 続きを読む
J-POP2025年12月5日
2025年の年間Billboard JAPAN総合アニメソング・チャート“Hot Animation”で、TVアニメ『忘却バッテリー』オープニング・テーマであるMrs. GREEN APPLE「ライラック」が1位に輝いた。 2024年4 … 続きを読む
J-POP2025年12月5日
2025年の年間Billboard JAPAN急上昇ソング・チャート“JAPAN Hot Shot Songs”で、米津玄師「IRIS OUT」が1位に輝いた。 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”の指標の中 … 続きを読む
J-POP2025年12月5日
2025年の年間Billboard JAPAN作曲家チャート“Top Composers”にて、大森元貴が3年連続となる1位に輝いた。 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”の中から作曲家にフォーカスしたランキ … 続きを読む
J-POP2025年12月5日
世界各国でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Japan Songs(国別チャート)”。2025年の年間チャートは、Creepy Nuts「オトノケ」が5か国で首位を獲得した。 「オトノケ」はTVアニメ『ダンダダン』のオープニン … 続きを読む